インドア派ライダーのソロツーリング

日々の内勤や絵描き作業で家に引きこもりがちな人間が気晴らしに行くバイクソロツーの記録

令和6(2024)/10/26(土) 木古内のビジネスホテル→「道の駅 しりうち」→「道の駅 横綱の里・ふくしま」→「道の駅 北前船 松前」→「道の駅 上ノ国もんじゅ」→「道の駅 江差」→「道の駅 あっさぶ」→乙部町の食堂「レストラン元和台」→「道の駅 ルート229元和台」→「道の駅 てっくいランド大成」

~道の駅カントリーサインマグネット収集ツーリング~

 この日も快晴。
 朝食はいつも通りセイコーマートで買った納豆巻、鮭のおにぎり、胡瓜とカニかまの酢の物、野菜入り卵焼き、ヨーグルト、家から持ってきたバナナ。
 昨日の朝バイクのエンジンがかかりにくかった原因はバイクカバーをしていたために結露が発生したせいと考えてカバーをしなかった。原因が何だったのか未だに解らないがエンジンはしっかりかかった。


 木古内から先の津軽海峡や日本海側に初めて足を踏み入れる。
 近所のスーパーでも知内産のニラが並ぶほど知内町はニラ天国。調べてみたら町内の食堂ではニラそばなんてメニューがあるらしい。店内でもニラ関連の製品がそこそこ並んであった。この日はメジャ~リ~グのワ~ルドシリ~ズのオ~タニのど~のこ~のの時期で、店員はテレビに釘付け。レジに行くタイミングを伺う。

 せっかくなのでニラクッキーという不思議な菓子を購入。製造は隣の木古内町。それとかりんとうっぽい洋菓子。マカロニを圧力釜でポン菓子のように作ったらしい。青函トンネルの出入口がある町なので、新旧ともにトンネル。特急から新幹線に絵柄が変わった。

 ニラクッキーは塩気が若干強め。ほんのりニラ風味で気になるほど臭いはしつこくない。マカロニはねっとりとしたかりんとう。

 青函トンネルの撮影スポットなるものがあったので左に折れて立ち寄ってみたら、小さな東屋みたいなものがあった。写真通り立ち入り禁止。恐らく老朽化。この小道の坂を下りていったところから撮影。かろうじて見えた。

 横綱千代の山と千代の富士の故郷福島町。道の駅の隣に両横綱の記念館がある。ただ、世代的に合わず名前しか知らない。
 道の駅の中はコンビニくらいの広さ。自分以外に客はおらず、それなのに店員が3人もいて彼女らの視線が痛い。恐らく観光客が来るタイミングになるとどっと押し寄せるのだろう。

 キン肉マンの作者のイラストが大きく掲載されていた。ウルフマンというキャラクターとのコラボで、店内にはグッズも取り揃えられてあった。

 牛皮のきなこ餅。信玄餅にそっくり。相撲の決まり手を印刷した包装紙など凝っている。

 次の道の駅へ行く途中、おそらく津軽半島が見えた。少し眺めて下に目をやると、脳ミソがクソでできた輩共による仕業のゴミが流れ着いていた。


 松前と言えばもう松前漬け。それ以外思い浮かばない。今は日本のあちこちで松前漬けが作られている。鰊の漁獲量が回復してから数の子が主役のようにゴロゴロ入っているが、本来はスルメと昆布が主役。数の子はあくまで脇役で、バラ子が勿体ないから入れていただけのものなのに。ああいう下品なものは道の駅では見かけなかった。バイクでは買えない。

 テラス席で食事ができる。良い景色。

 松前城も名所だった。城を象った最中を購入。ゴマ餡と大納言小豆の餡。餅入り。

 松前から上ノ国に行く途中、日本海側に小さな島を見つける。調べてみたら松前小島という島らしい。無人島。
 それと、日本海側の強風を利用した風力発電機の風車を数多く見かける。扇風機のように勢いよく回っていた。


 上ノ国町の道の駅。写真の建物は立派に見えるが、中の様子を思い出せない。農産物や海産物が満遍なく並んであったが、具体的にコレ! というものがなかった気がする。ウェブサイトを見てみたらかに飯が800円で売られていたのを思い出した。ちょうど昼時だったので買おうか迷ったが、持病に支障がないかわからず断念。
 全く知らなかったが2階はレストランになっているようで、メニューを見てみたら「てっくい漬丼」(平目の漬け)が美味しそうだった。食べればよかった。
 上記のためマグネット以外購入せず。漬け丼食べたかった。来年行こう。


 左のトイレより小さい江差の道の駅。日本一小さいらしい。店内は小さなパン屋並に狭い。レジカウンターとの間が狭い。店員は一人だが視線が痛い。
 北海道の有名な五勝手屋羊羹の本社がありその商品が売られていた。しかしこれは北海道どこに行っても土産物屋に置いてあるし、何なら近所のスーパーにも売ってある。レジカウンターには江差追分のCDがあった。何か見覚えがあると思ったら以前ちょっとデザインに携わったものだった。ウェブサイトを見ると「こうれん」という餅菓子も売られていたらしい。店員の視線ばかり気になり全く気づかなかった。買えばよかった。


 厚沢部町はメークイン発祥らしく、コロッケが売られていた。煮崩れしにくいので、どちらかというと煮込み料理に向いているはずだが。
 ちょうど昼過ぎだったので併設のレストランを見たら肉料理かパン。無理。

 メークインを使った洋菓子と黒豆の煎餅。買った時に袋不要を伝えると約半数の店でテープを貼られる。ポリエチレンと相性がいいのかかなり剥がしにくい。お菓子は食ったらすぐに捨てるからそのまま。このテープの意味が分からない。万引き防止にしても役に立つのか不明。袋に入れれば買った証拠になるのだろうか。


 厚沢部から乙部に行く途中、国道279号線の一部が岩盤崩落で通行止め。迂回ルートの町道館浦鳥山線が峠道のように急カーブの連続。実際は大した山でも勾配でもない。


 乙部町の道の駅の近くに食堂があり、立ち寄る。1時半を過ぎていたから広い店内に客は自分一人でその後何組か入店。写真のように日本海を一望しながら食事できる。店員によると少し前まではかなり混んでいた模様。この日でおそらく今年最後のバイクツーリングになるかもしれなかったので、思い切っていくら丼を注文。しかし売り切れなので大盛りのかけ蕎麦に変更。その後店員が気遣ってくれて厨房に改めて聞いてくれたら、何とか1人前くらいは用意できそうとのことだった。しかし高い値段を払って「何とか1人前くらい」は果たして潤沢に在庫があるときの1人前と同じ量のいくらを盛ってくれるのか怪しかったのでかけ蕎麦に戻した。こういうやり取りがあったためか、大盛りのオプションを忘れられてしまう。普通に美味かったけど。

 乙部町元和台の道の駅。高いミネラルウォーターが売られてあった。こぢんまりとしている。ゆり最中が売ってあったが、これまで二箱も最中の菓子を購入していてくどいと思った。それにゆり根は味がしない。




 せたな町に行く途中の海岸線は、長い年月をかけて日本海の荒波に削られた面白い形の岩を何度も見かけた。熊の親子の彫刻のような岩は撮影スポットになっている。


 このツーリングの最後、せたな町旧大成町の道の駅。こちらも店内はこぢんまりとしている。
 札幌のバスでも見かけるせたな町の観光ポスターが貼られてあった。1年ごとにデザインが変わる。大体はメジャーなもののパクりだが、クオリティとユーモアが凝っていて面白い。かなり前だが「夏のセタナ」は思わず噴き出した。女性の顔が非常に良い。
 レジで会計すると店員が何やらキョロキョロしていて自ら「ごめんなさい挙動不審ですよね」と言いはじめ、理由を聞くとカメムシが大量発生していて、店内に入り込んでいるらしい。見ると本当にガラス窓にカメムシがとまっていた。

 五勝手屋羊羹と全く同じ仕組みの羊羹と、ホワイトチョコレートに麦を入れたクッキーみたいなもの。


 せたなを過ぎて少し走ったら、紅葉が夕日に照らされきれいだった。

 今回の渡島半島海岸線ツーリングは日中はかなり暖かく、時々ジャケットの前を開けて走るほどだった。しかし太陽が沈むと途端に寒くなり、秋を感じた。今回も夕日が落ち始めてから自宅までの道のりがつらい。途中の豊浦のホテルで一泊したくなった。その後の中山峠がもっとつらく、寒さでガタガタ震えるほどだった。一泊二日で渡島半島一周は無理があっただろうか。帰宅後も疲労がしばらく残り、体の怠さや空咳、鼻声、胃腸の不快感が続いていた。現在これを書いている11月17日もまだ少し怠い。
 この後もあともう一回オホーツク海側から宗谷岬、稚内、オロロン街道から南下のツーリングに行きたかったが体調不良で諦めた。北海道の天気は明日から雪マークがずっと並んでいる。今年のバイクはもう終わり。ツーリングができたのなら持病もおそらく改善されているだろうしこれからは再就職活動。バイクに乗れる余裕のある職場があれば最高。
 帰宅後、バイクジャケットの背中にカメムシがへばり付いていた。最後の土産がカメムシって。