~道の駅カントリーサインマグネット収集ツーリング~
猿払の夜は暑かった。あまりに暑くて窓を開けて寝た。涼しい浜風が入ってくるが、オマケでもれなく輸送トラックの爆音もついてくる。そのせいで何度か目を覚ました。
朝食はいつも通り、セイコーマートの卵焼き、胡瓜の酢の物、納豆巻き、わかめおにぎり、ヨーグルト。これに加えて2リットルの水をまとめて買ったら800円を超えていた。ちょっと買いすぎ食べすぎだろうか。


猿払からそれほど時間をかけずに宗谷岬へ到着。月曜日の午前中にもかかわらず、観光客が入れ替わり立ち替わりこのモニュメントと一緒に記念撮影をしている。
初めて自分を入れて撮影しようと腕を伸ばしてスマホで撮影したが上手くいかない。
困っていたら、背が高くて赤い「SIMPSON」の文字のジャケットが良く似合っている若い男性ライダーが「良かったら撮りましょうか?」と親切に声をかけてきてくれた。しかし、他人の親切は、宗教の勧誘か詐欺か見返りか押し付けしか経験がなかった自分は、咄嗟に「いえ、大丈夫です」と断ってしまった。
当然、その男性はすぐにその場を立ち去った。素直に親切を受け容れて撮ってもらっていたら、この好青年のライダーと二、三会話をして何かの繋がりが生まれて万が一ワンチャンあったかもしれないと思うと未だに悔やまれる。
だが、もし撮影してもらっていても、そこで礼を言ってさようならという流れになる確率が100%に近いだろう。それでもやっぱり万が一、と考えると悔やみきれない。自分は今までもこうやって自らチャンスを断ち切ってきた。
今度からは(同じライダーに限っては)親切を素直に受け容れようと決意した。もう遅いけど。日本人でSIMPSONのジャケットが似合う人は本当にまれ。めちゃくちゃ似合ってて格好良かった。もしチャンスがあるならまた会いたい。
で、その後にライダーでもなんでもないオジサンから同じく「撮りましょうか?」と促されて撮影してもらったのがこれ。

無意識にいつもの猫背のままだったため、裁判の証言台に立っているかのようなみすぼらしい出で立ちになってしまった。しかもヘルメットが少し斜めを向いている。これ以上に「私は写真が苦手です」と体現できるポーズは思い浮かばない。こんなんでは、先程の若いライダーから鼻で笑われて終わり。
このモニュメントがある公園のすぐ横に柏屋という土産物屋があるので立ち寄ってみる。「宗谷岬」と書かれたカントリーサインマグネット風のステッカーが売られているらしい。他にも何か宗谷岬ならではの土産があれば欲しかった。
店内を見回したが、パッケージだけ「宗谷岬」と書かれただけのどこで作っているのか判らない菓子ばかりが並んでいる。しかもお目当てのステッカーは大きいサイズしかない。小さい方が欲しかったので何も買わずに去った。こういうどうでもいい部分で妥協しないから金があまり減らないんだろう。

バイクとモニュメント。


宗谷岬から眺める海。曇っているせいで樺太が見えなかった。

宗谷岬の歌があるらしい。この石碑の隣に音楽が流れるボタンがあり、押してみるとすごく悲しい旋律がこだまし、すぐに消した。原曲を聴いてみたら長調でスウィングのリズムの軽快な曲調だったのに。なんであんな風になってしまったんだろう。
宗谷岬にたどり着くまで、バイクに乗りながらずっと森進一の「襟裳岬」と加藤登紀子の「知床岬」を歌っていた。いい加減な性格だとつくづく思う。

この公園の所々で見かけた何らかの動物により落とされたフン。人間の手のこぶし位の大きさ。鹿はもっと小さく丸いとのことで、なんなのか判別できず。みんなモニュメントの方ばかり目が行っているのか、足元のブツに気づかず靴底が象られたフンも見かけた。ヒグマでないことを願うばかり。

稚内の道の駅。道の駅というよりJR稚内駅の中に道の駅がある。無理矢理道の駅として登録しただけと思われる。
日本で一番北の都市だが暑い。駅構内の中の方が涼しい。稚内駅の土産物店が道の駅っぽい。そこにスタンプ台があり、カントリーサインマグネットが売られている。



稚内の菓子店で作られた牛乳を使ったお菓子。包装が凝っている。だが、デザイナーに外注した感じがなく、親しみがあって気に入った。
カントリーサインマグネットを眺めていると、横から初老の女が来て、雑な手つきで手前の物を取り、一つ奥のマグネットをガサガサと素早く持っていって手前の物を戻していた。あんな雑な扱いをされては、すぐに一番手前のものよりも無残なものに成り下がってしまうだろう。
今まで特に気にせず一番手前から買っていたが、今回だけはその雑に扱われた手前のものは手に取らず、同様に奥のものを買い、いつものソフトケースに大事にしまった。



稚内練乳菓。ホコホコした皮にねっとりとした練乳の餡。

ホタテマン。しっとりと柔らかいパイ生地に黄色いあんこ。ノースマンみたいなもの。



流氷まんじゅう。ふわふわしっとりの生地にホワイトチョコレートで包んだもの。



サハリンの海からこんにちは。ちゃんと紹介しているウェブサイトを見ると、表面が蟹の焼き印になっているらしい。さつまいもを練り込んだしっとりミルク餡、現代の月餅とのこと。



宗谷岬の牛乳っ子。白餡とラズベリージャムが中に入ったカップケーキ。
この5つはどれも美味しかった。

稚内の港の風景がよかったので、バイクと一緒に撮影したかったが見つからず。フェリーターミナルなら良い写真が撮れるだろうと立ち寄るも進入禁止ばかりでダメだった。せっかく立ち寄ったのでターミナル内の土産物店に入る。

宗谷岬の土産物店に無かった小さいサイズのステッカーが売られていた。妥協して買わないで良かった。
稚内でガソリンが切れそうになる。市内に何店舗かガソリンスタンドがあるが、フルサービスで札幌より20円ほど高い。どこかセルフがないか30分ほど探したが全くない。この先は田舎道が続くためガス欠の恐れもあり、仕方なく給油。時間と金を無駄にした。
宗谷岬のせいで影の薄いノシャップ岬。行く予定に入れていなかったがそれほど遠くなく大した回り道でもなく、急遽行き先に追加した。その途中のノシャップ公園。

野生のエゾシカが当り前のようにのさばっている。毛並みが冬仕様になっていた。目の前に近づいても逃げない。


ロープに絡まる鹿。

遠くから眺めれば可愛いが、間近で見るとそれほどでもない。眉間がゴルゴ13のようにゴツい。
ノシャップ岬。宗谷岬ほどではないが、観光客と思われる自動車が数台停まっていた。




稚内から出航したと思われるフェリー。行き先は礼文か利尻か。
ここも観光客向けの土産物店が並んでいた。だが、白く霞んだガラス越しから見た店内は客が全くいそうにない。店員の方が多い店は入りたくないのでそのままバイクに乗った。
この日の朝の天気予報で気がかりなことがあった。予定ルートの一部でにわか雨の予報が出ていた。その雨雲は1時間ほどで通り過ぎる予報だったので、雨に当たらなければいいなと思っていた。
その途中で見かけた入道雲。恐らくあの真下は土砂降り。

走っているうちにその雲は東に流れていったので何とか雨に濡れずにすんだ。

2年前にも訪れた天塩の道の駅。丁度昼時に通りがかったのでここで昼食をとることにした。
持病を考慮したら食べられるものはかなり狭まる。ものの数秒でかけうどんと決めて食券を買おうとしたら、先に券売機の前に立っていた道路パトロールカーの制服を着た男が何を食べようか迷っている。迷うのは券売機に立つ前にしておいてほしい。こういう鈍臭い人は知らず知らずに周囲をモヤッとさせている。仕事の相棒とみられる女もようやく決めてカツカレーがどうのこうのと言っていた。
自分もかけうどんの食券を買い、食堂に渡したらほんの数分で呼ばれた。さすがに早い。特別美味くもなければ不味くもない。普通の冷凍うどん。自分よりも前に食券を渡していたパトロールカーのカツカレーは、かけうどんよりも大分後に呼ばれていた。


食べ終わったあとにせっかくなので店内を見て回った。2年前に買おうか迷って結局買わなかった即席のしじみ汁と、アサヒ・マスカットサイダー。品名がマスカットなのに無果汁とのこと。こんなところで景品表示法の抜け穴を知ることになるとは思わなかった。天塩名物と銘打ってあったが苫小牧製造。アサヒはあの大手の飲料メーカーではなくて天塩町に本社を構えるアサヒ飲料という会社。何もかもちぐはぐだ。

シャンメリーの味。
店内を見て回ってこの品物を購入して店を出ようとしたところ、先ほどのパトロールカツカレーが食べ終わったのか再び遭遇した。今度は出入り口の自動ドアの真ん中に立ち止まって立ち話をしている。最後まで迷惑だった。

ここも2年前に訪れていた遠別の道の駅。当時買ったお菓子がとても美味しかったのでつい立ち寄ってしまった。小さな町だが、菓子製品が多い。


今回は最中とレモンケーキを購入。


最中は小倉あんと白あん。中に餅が入っている。優しい味でとても美味しかった。


レモンケーキもクセがなく、丁度良い甘さと少しの酸味が美味しい。どちらも家族に好評だった。遠別町はもっと地元のお菓子を広めてほしい。
今回のバイクツーリングではとんでもない量の土産物を買ってしまった。多分2万くらいは飛んだと思う。始めたばかりの仕事のストレスだろうか。


初山別のキャンプ場や道の駅、天文台、ホテルの近くにある豊岬金比羅神社。駐車場から少し歩いて、急な階段を下りた先にある。





崖の洞穴に祠があり、賽銭箱もあった。
日の入り時は鳥居の先に太陽が沈むそうで、良い景色になるらしい。夕日まで待っていたら帰宅時間が夜8時~9時頃になってしまう。翌日は仕事。
キャンプ場から下りの階段は楽だったが、上りがキツい。途中に踊り場のようなスペースがあるが、休憩場所のようにも思える。そこから撮影した景色。


ここからバイクに乗ってすぐの下り坂で、道路際から何かフラッシュのような光が自分の目を突き刺した。速度違反をしていない筈だが、不安になって引き返した。
その光った所を注意深く見てみると、何てことない、ただのステンレスの小箱が太陽の光に反射しただけであった。本当に紛らわしい。
帰り道は留萌から内陸に入り、無料の高速を少し走ったり国道を走ったりしているうちに真っ暗になった。国道は外灯があり安全なのだが、少し混んでいるらしく、グーグルのマップが別の道路に行けとしつこく指し示す。国道ではなく道道に入ると、道は狭くなり、バイク以外の灯りが皆無となる。怖い。
実際にスムーズに走れることは走れたが、それは明るいときだけにしてほしい。暗いときは多少混雑していても国道が安全だ。
それと、今回13年前から使っているリコーのデジカメCX6と4年前にケータイ乗り換え割引で新品1万円で買ったAQUOS sense4で撮影した写真を並べてみたが、正直どちらも違いが分からない。というか、やっぱりスマホの方が画質が良い気がする。やはり10年の技術の進歩だろうか。スマホはできるだけナビゲーション用に使いたいので、バイクを停めている間は充電をしておきたい。だから写真撮影にはデジカメが必要。ここまで古いともう買い替えた方が良いのだろうか。それとも単に自分が使いこなせていないだけか。





























































































































