インドア派の道民ライダー 時々音楽

日々の内勤や絵描き作業で家に引きこもりがちな人間が気晴らしに行くバイクのソロツーリングの記録と家で聴く音楽。

令和5/10/30(月) 「道の駅 あぷた」→「まちの駅ぷらっと」→「道の駅 いわない」

~道の駅カントリーサインマグネット収集ツーリング 番♥外♥編~

 マグネットを手に入れた後に保管していたファイルを蹴飛ばしてしまったせいで、数枚が折れて大変ショックを受けた。その買い直しと、倶知安町で売られている道の駅以外のマグネットを手に入れたかった。

 1週間くらい前から雪虫の異常発生がテレビなどで報じられ、落ち着いた頃合いを見計らって出掛けたものの甘かった。中山峠あたりから白い綿毛がついていたりいなかったりの雪虫が大量に飛び交っている。あいつらは飛んでいるのではなくて風に乗っているようなもので、蠅のように避けてくれない。煙のような大群のエリアに突入してしまうと虫のシャワーを浴び続けることになる。虫の大群も雨と同じくらい乗り心地が悪いし気持ち悪い。目的地に到着するたびに拭き取ってもバイクもヘルメットも虫だらけ。乗らなきゃよかった。写真を撮る気にすらならなかった。11月を過ぎても雪虫は治まる気配がない。あともう一回バイクに乗りたかったが諦めた。

 倶知安町は道の駅ではなく町の駅。道の駅に売られている同じパッケージとは違う。キャラクターがファミコンに出てきそう。お菓子はわかさいも風味。美味い。

 今年のバイクはこれで終わり。来年は4月頃だろうか。

令和5/10/15(日) 天塩の旅館→「道の駅 なかがわ」→「道の駅 ピンネシリ」→「道の駅 おといねっぷ」→「道の駅 びふか」→美深の食堂→「道の駅 もち米の里・なよろ」→「道の駅 羊のまち 侍・しべつ」→「道の駅 絵本の里 けんぶち」 ~道の駅カントリーサインマグネット収集ツーリング~

~道の駅カントリーサインマグネット収集ツーリング~

 朝は天塩の旅館でセイコーマートの納豆巻、胡瓜とわかめとカニカマなどの酢の物、玉子焼き、ヨーグルト、バナナ
 旅館の女将はチェックインからチェックアウトまで気さくな人だった。旅館を出て辺りを見回したら、昨日の夜は暗くて気づかなかった同じ名前のアパートなどがある。資産家なのか実業家なのか。

 中川の道の駅は地元の人で賑わっているようで、軽トラなどが停まってあった。


 紅葉が始まっている。

 山林でもあってもなくても、少しでも木が生い茂るところは札幌市内の住宅街でも鹿の絵が描かれた"動物飛び出し注意"の標識を頻繁に目にするが、注意深く見ても今まで鹿を見たことがなかった。歩いたり寝転んだりしているキツネや、タヌキの死体は見たことはあった。
 中川から次の音威子府に行く途中、対向車も後続車もなく独走だったので山の紅葉の景色を楽しみながらゆっくり走っていたら、わずか5mほど先に左側の草の陰から突然鹿が飛び出してきた。冬使用の灰褐色。ビックリして避けられたが、もう少しスピードを出していたら轢いていたかもしれない。そのくらい近かった。あと5秒待ってくれれば安全に渡れたのに、何なんだろう。せっかちなのか。カラスの横断ですら自転車が通り過ぎるのを待ってくれていたのに。ビックリしてから1kmくらい走った先に、カラスが集っているのが見えた。覗いてみたら鹿の死体をついばんでいた。


 ピンネシリ(中頓別)はログハウス。焼き菓子や国産ハチミツが売ってあった。バターたっぷりでしっとり美味い。持病にはちょっと注意。


 "生 そ ば あ る よ"音威子府も蕎麦が美味しいらしい。他の道の駅でも蕎麦を見かけたし、新得も有名だし、北海道は意外と蕎麦の名産地っぽい。せんべいは仄かな蕎麦の風味で美味い。


 美深は店の大きさはそこそこだが、店内はかなり充実していて客も混んでいた。揚げたてコロッケが美味そうだが持病で食えない。

 長くてでかくて持ち歩きにくいけど安くて買ってしまったチョウザメみそパンはほんのり甘くて美味い。カボチャの種のケーキは香ばしくてしっとり。美味い。

 昼は道の駅から少し走って美深市街地の食堂へ。そば、どんぶり、ラーメン、カレーなど多種多様。なめこおろし蕎麦を注文。蕎麦はわりとコシがあった。大根おろしは辛め。美味い。ラーメンなんかも多分、最近の食材やら作り方やら色々凝りまくってオタク化したラーメン専門店よりも、こういう大衆食堂のラーメンの方が美味しいと思う。サインが何枚か飾られていた。分かったのは森崎博之とEXILEの誰か。テレビの仕事で美深に来ていたようだ。

 名寄は名寄市というよりも、合併前の風連町地域。そのため、特産のもち米やそれらの菓子類が豊富。老若男女こぞってソフト大福をパックに詰めている。色んな味のあんこが美味しそうだけど、近所のスーパーにも売っていて何度か買っている。わざわざここで買う必要もないと思いつつ食後のデザートにとミルクあんを買ってすぐ食べ、コーンあんを持ち帰り用に。予想通りの味で大変美味しい。


 士別は侍よりもとにかく羊。羊毛。羊のゆるキャラグッズがすごかった。あと、羊毛の枕が寝心地よさそうで勢いで買ってしまいそうだった。羊のゆるキャラもいいけど、でかいパネルになっていた、少年ぽくデフォルメされた侍のキャラクターも気になった。あれのグッズは全くなかった。勿体ない。

 剣淵町は絵本の街。店内は子供が遊べるスペースがあったり、絵本も置いてあった。自由に読める絵本を置いてあるのに、わざわざ売り物の絵本にベタベタと手垢をつけて読んでいる頭の悪そうな少女を横目に店内を見て回る。

 心配していた雨は全くその気配を感じさせず、ずっと晴天だった。バイクも多く行き交い、もうすぐ長い冬に入る北海道を惜しんでいるかのようだった。
 剣淵の道の駅を出ようとしたら、下痢便エンジンバイクのマスツーが先に出ようとしていた。ゲッベッペベッベベッベッベベリベッベリベリと鳴っていて非常にやかましい。道路に合流するのに待っている間、本人は大変格好良く思い込んでいるのか、わざわざ空ぶかしをしてまで下痢便をアピールしている。出て行くまでずっとうるさくてイライラした。そのせいでクラクションをウィンカーと間違えて鳴らしてしまい、先ほどの下痢便のような悪目立ちをしてしまう。

 今回も帰りのバイクがつらかった。太陽が出ている間は暖かいが、暗くなると急に寒くなる。帰宅前にガソリンが切れそうだったので、当別のセルフで入れたらレバーが指を戻してもレバーが戻っておらず、それに気づかずノズルを上げたら当然ガソリンが勢いよく出てきてバイクとグローブにかかってしまった。寒いしつらいし臭いし最悪。帰りだったからまだマシだったが。

 北海道らしい風景って何だろうと考えてみて、直線道路かと思い撮影。この程度の直線道路なら少し走ればなんぼでもあるけど、直線と分かる写真をおさめるスポットは難しい。斜里にあるようだが。見栄えはいいが、走りは大変つまらない。例えば、レースゲームでコーナーが全く無い一直線のコースがあったとしたらそれは紛う事なきクソゲーだ。

令和5/10/14(土) 「道の駅 森と湖の里ほろかない」→「道の駅 るもい」→留萌の海鮮丼屋富丸「道の駅 おびら鰊番屋」→「道の駅 風Wとままえ」→「道の駅 ほっと♡はぼろ」→「道の駅 ロマン街道しょさんべつ」→「道の駅 えんべつ富士見」→「道の駅 てしお」→てしお温泉 夕映→夕飯難民→居酒屋ふく助→天塩の旅館

~道の駅カントリーサインマグネット収集ツーリング~

 この季節になると週間天気予報だけではなく明後日の天気もコロコロ変わる。日ごとに雨だったり晴れだったり。とにかくもう少しで北海道はバイクに乗れなくなるのでできるだけ走らせたい。天気予報を信じて前日に宿の予約をとる。


 幌加内は蕎麦が有名。一度ぜひ行ってみたかったところ。店内は何十種類もの蕎麦が売られている。蕎麦にちなんだお菓子も。

 迷って半生蕎麦(新そば)、ごま蕎麦(新そばじゃないので半額)、蕎麦の実クッキーを購入。半生だとまあまあだった。やっぱ生蕎麦が良い。要冷蔵はバイクツーでは無理。クッキーはほんのり蕎麦の風味。甘さ控えめ。美味い。


 留萌は賑やか。日本海に面しているのか夕日推し。あと数の子のゆるキャラがいた。ただ、数の子の商品は少なめ。もちろんバイクでは買えない。大好きだけど。

 日本海に沈む夕陽に見立てたお菓子。レーズンが入っていてぱっと見バターサンドに見えたが、中身はホロホロとした焼き芋ペーストらしい。美味い。

 昼は留萌の寿司屋。店内に入ろうとしたら予約でいっぱいとのことだった。近くの海鮮丼屋に入ったら、以前から食べたかった帆立丼がメニューにある。ものの数分で出てくると冷凍ではない生のホタテで美味しい嬉しい。繊維がしっかりしている。みそ汁、たくあんつき。今回もしその葉が付いていて不思議と美味しく感じた。数年前までは吐き出すほど嫌いだったのに。


 小平はニシン一色。ニシンでボロ儲けした歴史で食いつないでいるらしい。

 ニシンの珍味が沢山売られていたが高い。お手頃のニシンは米国産。それでも手が出ない。

 ここで充電器のバッテリーがなくなり慌てる。出発する前は4つのうち3つ光ってたから余裕だと思っていたのに。中華ラブパワーめ。とにかくアダプターを買わないことにはスマホの充電ができない。これからの道のりで売っていそうな店がある町は羽幌。とにかく羽幌に行くしかない。

 苫前は温泉とホテル併設。野菜直売所も併設。
 野良猫だか分からんが自分の目の前に寄ってきて座る。多分餌付けでもされているのか、やたらと人になれている。

 羽幌にはベスト電器とダイソーが近くにあり助かる。他にもマツヤデンキがあった。しかしベスト電器は今日に限って臨時休業。ダイソーで500円で売ってたUSB-Cアダプターを購入。無駄な出費になってしまった。

 北海道海鳥センター。道の駅はここも大きな温泉とホテル施設でどう撮影したら良いかわからなかった。

 海鳥はオロロン鳥(ウミガラス)を主に展示しているらしい。イラストを見たらぱっと見ペンギンに見える。可愛い鳥なので今度じっくり見に行きたい。最中は崩れる前にさっさと撮影した。案の定帰宅時には鳥の頭が崩壊していた。普通の最中。美味い。おろろんの卵も崩れてしまった。上にチョコレートがかかっている。中はホロホロとしたケーキ。喉つまりしそうだが美味い。

 次に向かう途中、オロロン街道の日没に立ち会う。左スマホ撮影(16:38)、右デジカメ撮影(16:50)。デジカメは色んな撮影モードがあるので、ちゃんと使いこなせばスマホよりもよく撮れるはず。いつになるやら。車の邪魔にならないように道路のギリギリ端まで下がっていたのにトラック野郎からクラクションを鳴らされる。わかっとるわハゲ。

 初山別は天体望遠鏡。村だから光が少ないのだろう。道の駅でも天体関連のグッズが主。しかし英語だらけの輸入物ばかりだった。ちなみに初山別村にもセイコーマートがある。市街地が2カ所に分かれているのは逆に不便じゃないだろうか。あと、金比羅神宮が美しいので今度見に行きたい。


 遠別に着く頃には辺りは暗くなっていた。客もまばら。

 幌加内でクッキーを箱買いしたからよせばいいのに、中身を見てどうしても欲しくなってしまった。アーモンドを砕いて生地にしてクリームを挟んでいる。美味しくないわけがない。リアケースに入れて早速後悔する。邪魔。帰宅後に食べると想像以上に美味しかった。

 天塩の道の駅が19時まで営業していて助かった。店内はとにかくシジミ推し。天塩川と日本海、淡水と海水のミネラルのいいとこ取り。即席のしじみ汁が売っていたが何故かコショウが入っている。せっかくシジミの美味しさがコショウで失われそう。レストランでシジミを食えば良いので何も買わなかった。しかし後で後悔することになる。
 旅館はこぢんまりとしていて部屋は4畳半ほど。一人で泊まるには丁度良い。しかも畳と布団が落ち着く。素泊まりで安い宿だが、旅館の中はかなりキレイで、廊下はワックスでピカピカ、トイレは共同だがホテルのようだった。センサーで自動点灯消灯が便利。風呂は近くの温泉を使うので知らない。バスタオル、ハンドタオル、浴衣、帯、お茶セット、歯磨きセット付き。安くて助かる。駐車場は旅館の前と隣の砂利の更地。ガレージなし。
 近くの温泉で汗を流してレストランで食事という予定だったが、何とレストランは宿泊客だけで満席で外食客は利用できないとのこと。外食は暇なときの片手間でやっているのだろう。だったら最初からそう説明しておいてほしい。この時点で19:30前。腹が減ってつらい。ちょっと低血糖っぽくもなっている。仕方ないから風呂だけ入って別の食堂を探すことにする。温泉は紹介通りアンモニア臭がきつい。それよりも腹が減ってつらい。ブリーチや毛染め剤にかなり似ている。でもお肌つるつる。30分くらい入っていたら慣れる。腹が減ってつらい。
 近くのセイコーマートで翌朝の朝食と低血糖のジュースを買って飲んで少し落ち着く。腹が減っているのと温泉のレストランで肩すかしを食らったのとでイライラしたから、高いイクラ丼でも食ってやろうと寿司屋に行ったら既にのれんがしまっていた。
 この時点ですでに21時を回っている。近くの居酒屋ののれんをくぐったら客は誰もいない。聞けばどうぞと招き入れてくれたので、グレープフルーツジュース、お通しの牛すじの肉じゃが、長いもの千切り、甘エビの造り、鮭のおむすびを注文。市街地を徘徊して疲れてシジミの料理の注文を忘れる。どれも美味かった。だが店員がやけに余所余所しくてちょっと居心地が悪かったが無理もない。こういう所は顔なじみで盛り上がる店だ。しかもこんな時間に一人だけでやってきては警戒するのも自然なこと。食堂なみに早く食べて会計をした。その際によく見たらNIZIUのグッズが色々置いてある。なるほど店主はアイドルオタクとみた。警戒しているというよりも単に人見知りだろう。自分もオタクだから分かる。

令和5/10/9(月・祝) 「道の駅おとふけ なつぞらのふる里」→「道の駅 うらほろ」→「道の駅 コスモール大樹」→「道の駅・忠類」→更別の食堂→「道の駅さらべつ PiPOPA」→「道の駅 なかさつない」

~道の駅カントリーサインマグネット収集ツーリング~

 ホテルでは慣れないベッドと枕が変わったせいか睡眠と覚醒を繰り返し余り寝付けず。朝食は昨夜に買っておいたセイコーマートの納豆巻きと玉子焼き、ヨーグルトと自宅から持ってきたバナナ。

 十勝川温泉から続いて音更のもう一軒の道の駅は名前からして朝ドラに完全に乗っかったもの。マグネット以外何も買わず。同じ町で日を跨いでしまったせいで、同じカントリーサインマグネットを2つ購入してしまう。

 ドラマの舞台を再現した牛舎やサイロ。

 柳月の本店。店から出て来る人が紙袋を抱えて爆買いしている。しかし柳月は近所にある。わざわざ買うのもどうかと思い、写真だけ撮ってさっさと後にした。これを打ち込んでいる今、ちょっと調べてみたら本店限定商品が多く売られているらしい。しかし一々目移りしていたらキリが無い。バイクのリアケースは思ったよりも荷物が入らない。

 浦幌はこぢんまりとしていた。とりあえず野菜とパンは売られている。この日も朝から快晴で暖かく、客はソフトクリームばかり食ってる。

 浦幌から大樹町へ向かう途中、道路の真ん中に鶴が一羽立ちはだかって思わずバイクを停めた。通りの少ない道路でせっかくのシャッターチャンスだったのに、こういう時に限って対向車が来てしまい、鶴は畑に逃げてしまった。逃げた先の畑にもう一羽の鶴。つがいだった。群れで行動するはずだが、他に見かけなかった。さすが道東。初めて鶴を見た。

 大樹町は過去の負の歴史を払拭すべく宇宙開発全面推し。乳製品もあったが持ち歩けない。あとホリエモンの顔ののぼりがあって、道路の吐瀉物を見かけたようなしかめっ面になった。ハスカップジュースは池田町製造。他の道の駅でもよく売られていて見る度に味が気になって購入した。瓶なので汚いが昨日の下着にくるんだ。しっかりハスカップの風味が感じられて美味かった。

 大樹町も道の駅併設の生協の向かいに別のスーパーがある。


 忠類村に行く途中、きれいな丘を見かける。

 忠類村、現在は幕別町に合併された道の駅はナウマン象推し。隣の公園では子供達がキャーキャー叫びながら遊んでいる。

 せっかく忠類村地域に道の駅をつくって名前も冠しているのだから、旧忠類村のカントリーサインマグネットを作ればいいのに。忠類村地域製造のお菓子。ナウマン饅頭はほぼ中華まんじゅう。フワフワもちもちの皮、こしあんで美味い。ゆり羊羹はゆり根が入っている。羊羹自体は美味しいがそもそもゆり根は味がない。

 途中で腹が減って仕方が無かったので更別村で食堂を探す。何軒か探したのち営業していた店舗に入る。歴史を感じる建物。2時近かったが店員が大変忙しそうで少しお待たせしますが、とのこと。外からも美味しそうな匂いがして、自分が入店した後も客が途絶えなかった。
 オムライスを注文。昔ながらの薄く焼いた卵が良い。中のチキンライスはチキンではなく豚肉と何故か鳴戸。他は普通の野菜。ほかにパセリと福神漬け。全て美味い。パセリは残さず食べる。今はこってりした物を食べられないが、最後に食べるとスッとして好きだ。
 食堂の近くの公園では子供達がキャーキャーと遊んでいた。

 更別の道の駅に着いた時点でも暑くて客はソフトクリームばかり食ってる。帰りが遅くなりそうだったのであまり店内を見渡さずにさっさと買って後にした。今調べてみたらすももジャムがあったらしい。気になる。


 西日に当たってできるバイクの影がカッコイイ。

 中札内はたしか豆が名産だったはずだが、豆腐などは見かけず。見逃しただけかもしれないが。色んな施設があったらしいが帰宅時間を考慮してすぐバイクに乗った。マグネット収集を終えてからゆっくり訪れたい。  ninjaに乗ってKAWASAKIのロゴマークがついた上下のジャケットを着たライダーが格好良かったが、ヘルメットを脱いだら風に飛んでいきそうな出で立ちで勝手ながらすこしガッカリしてしまった。自分の恰好と服装は客観視して選びたい。それと、バイク駐輪場で中札内ナンバーのスクーターに乗った男が、跨がったまま発進せず家族連れを見ながらニタニタしていて不気味だった。

 日中は汗ばむほどだったのに、陽が落ちると震えるほど寒くてつらかった。バイクツーリングの出発時は小学校の遠足のようにワクワクするが、帰路は疲労と寒さと翌日の仕事が頭をちらついて非常に落ち込む。その落差がつらい。

 初めて訪れた帯広周辺は勢いがあった。少なくとも札幌の自宅近辺より若い人が多くて賑やかで、正直仕事さえあれば住みたいと思った。

令和5/10/8(日) 「道の駅しかおい」→鹿追のそば屋→「道の駅 うりまく」→「道の駅 ピア21しほろ」→「道の駅 かみしほろ」→「道の駅 しほろ温泉」→「道の駅 あしょろ銀河ホール21」→「道の駅 ステラ★ほんべつ」→「道の駅 ガーデンスパ十勝川温泉」→音更のホテル

~道の駅カントリーサインマグネット収集ツーリング~

 そろそろ日帰りでは行けない距離の道の駅ばかりになってきた。高速道路を使う方法もあるが、往復料金で安いホテル一泊と同じくらいの金額。それならいっそのことホテルで一泊して翌日に別の道を回った方が安く済むし、ガソリン代も減らせる。何より二日続けてバイクツーリングできるのが嬉しい。あとは体力との相談。とりあえずやってみれば分かる。3連休の中、出発の前日だったが予約できた。


 道東は生まれて初めて足を踏み入れる。日勝峠は山頂まで登って下るという、アトラクションのような道路。トンネルを抜けて山頂に着いて目の前に広がったのは十勝平野の清水町の田園風景。思わず声が出た。山頂付近ではこのように撮影場所も用意されていた。どうやれば実際の景色を写真で表現できるのだろうか。とにかく生で見てみないと。

 音が鳴るのか分からない。

 十勝平野は酪農が盛ん。至る所で牛が牧草を食べている。ただ、子供の頃は近所にも牧場があったし、サイロも現存している。大して目新しさは感じなかった。でも牧草をむしゃむしゃ食べる牛が可愛い。

 広い駐車場や施設で人が多かった。客はソフトクリームばかり食ってる。

 既に1時半だったので向かいのそば屋で昼食。そばの風味より出汁のかつおが強かった。

 鹿追のもう一つの道の駅。瓜幕は当然瓜幕地区にあるが、ここ周辺の住宅地のみ、瓜幕に囲まれた瓜幕西という。コンビニのような広さでひっそりとしていた。サクサクしているキャンディらしいが、シャリシャリの方が近い。新潟製。今まで買ったお菓子はどれも美味しく頂いたが、これだけはお世辞にも美味いと言えなかった。香料のせいだろうか、余計な臭いが鼻から抜ける。鹿追町だが鹿を見かけず、隣に乗馬体験場があった。

 士幌町の道の駅はとにかく混んでいた。みんな飲んだり食ったり買い求めて行列を作ったりしている。何より不思議だったのがみんなポテトチップスをカゴに詰めている。中には老夫婦が何箱も抱えてレジに並んでいた。生産者還元用だか何だか知らんが調べてみたら製造は埼玉県。スーパーで売っているカルビーや湖池屋と値段は変わらない。特別な美味しさがあるのだろうか不思議だ。揚げ物は病状に良くないので口にできない。あまりに人が多くてすぐに外に出たくなった。

 上士幌の道の駅はとにかくオシャレ。壁一面ガラス張り。商品をあまり多く置かず、ちょっと美術館っぽく色んな方向に顔を向けて陳列しているのも何かいけ好かなかった。無人レジなのも拍車をかけている。隣のレジの老婆は仕様が分からず会計に困っていた。

 上士幌を挟んで再度士幌のもう一軒の道の駅へ。googleの指示通りにしたら何故か回り道になってしまった。ちゃんとチェックしておけば良かった。ここは普通の温泉が道の駅として登録されただけ。売店は特別になにも無し。

 足寄の道の駅。どうせ松山千春だろうと思って中に入ったらすぐに彼の展示コーナーがあった。既に夕暮れも過ぎ、他の道の駅の閉店時間との兼ね合いもあり、30秒くらいだけ見た。ヒット曲のレコードやステージ衣装が少し飾ってあった。金色の模様がヤクザのようだった。グッズも割と多く売っていた。また、店内ではふるさと銀河線を再現した実物大の鉄道と列車があった。ちょうど5時に外に出たら彼の歌のメロディが時報として流れていた。

 本別の道の駅は夏季のみ6時までの営業で何とか滑り込みできた。豆栽培が盛んで、豆そのものや豆を使った加工品が販売されていた。最中はどうしても崩れる。最中用の箱でも携帯した方がいいのだろうか。せっかく可愛いキャラクターをあしらった形だったのに。崩れても味は美味しかった。


 温泉施設が道の駅を兼ねているところは割と多く、音更の十勝川温泉の中に道の駅があった。時間上ほとんどの店が閉まっている中で、売店がやっていて助かった。しかし、レジは隣のカフェで、とのことだがよく分からずウロウロして、やっと会計する所を見つけたら、近くの通路のテーブル席に座っている若い男女3人の内の、麻原のような目をした、レイプやってそうな男がスマホをこちらに向けていた。かなり不気味だった。ああいうのにスマホを持たせるとろくな事がない。
 予定としては同じ音更のもう一軒の道の駅に行く予定だったが閉店時間を過ぎて断念。翌日に持ち越すことにした。

 ホテルは運動選手の合宿や遠征に特化した設備がある。もちろん観光でもビジネスでも利用できる。ピッチピチの若いスポーツマンのオフ姿を拝めると期待したが全くいなかった。残念。  施設自体は非常にきれいだった。浴場も広く気持ち良かった。駐車場は広め。ガレージ無し。

 夕食は音更の街並探索を兼ねて近くのまつりやという回転寿司店へ。道内チェーンで札幌にも支店があるらしいが全く知らなかった。ネタは内地のチェーン店よりは美味いがとびきりというわけでもない。種類が多すぎてタッチパネルの操作が面倒だった。腹が膨れた後に花咲ガニの軍艦を見つけ仕方なく諦める。あと初めて配膳ロボットを見た。ちゃんと人間を避けていた。

 音更は帯広の隣で、農業の地域と市街地とで明確に区分けされている。市街地は帯広に面して歩いて行ける距離。効率よく区画化されている。だからか、人口も町にしては45,000人と多い。近辺を歩いて驚いたのが、スーパーの隣に別のスーパーがあったり、サツドラの向かいに別のサツドラが構えていたり、ダイイチのスーパーから2km弱に別のダイイチがあったり、同じような距離でDCMとコメリがあったり、プロノとワークマンがあったり、よっぽど儲かっているのだろう。他にも飲食店や電器屋など乗用車が不要なほど徒歩圏内になんでもある。現在住んでいる札幌の地域より便利。ここに住みたい。
 現道知事が夕張市長だった頃、こういう街を目指していたんだろう。

令和5/9/29(金) 道の駅 南ふらの→道の駅 自然体感しむかっぷ→道の駅 樹海ロード日高→日高の道の駅のそば屋

~道の駅カントリーサインマグネット収集ツーリング~

 土日が雨予報だったので金曜日に決行。この日も朝7時まで雨が降っていたが8時には上がり晴れ間が段々広がっていく。ウェザーニュースもYahoo!天気も一日中晴れ予報。
 しかし、走り始めて1時間くらい過ぎたあと、急に雲行きが怪しくなり晴れていた空を暗い雲が覆っていく。次第に雨粒がポツポツ落ちてきて本降りに。雨降りのバイクは普通に歩くよりも当たりが強くてつらくてつまらない。天気予報を信じていたのに、晴れのマークは雨に変更されていた。1時間後の雨なんてのは素人目でも空を見れば分かる。せめて当日の天気を知りたいのに急に予報を変更されても困るし予報が外れそうなら正直に"分からない"と伝えて欲しい。

 晴れ間と忌々しい雨雲のコントラスト。秋空らしい秋空。南富良野の道の駅はキャンプ用品の有名なブランドの店やパン屋も同じ敷地内にあった。キャンプ場が近くにあるのだろう。物販は特にこれといった物は見つからず。手作りのクッキーは美味かった。


 南富良野から占冠に向かう途中、この道を行けとgoogleが指示してくる。北海道道1030号石勝高原幾寅線は約9kmが未舗装。入る前に何度も砂利道注意の看板が掲示されていたが初めての道は分からない。とりあえず従って入った。本当に砂利道。しかも一車線しかないのに一通ではない。1度だけ対向車に出くわしたが端に寄せて譲ることができた。1kmごとに対向車に譲れるスペースがあったが四輪同士の場合逆走しなければならないのだろうか。週末だったらどうなっていたことか。獣道かと思うほどだったが所々道路標識も一丁前にあった。それと、猟区でもあるらしいが鉄砲の音は聞こえなかった。ヒグマも絶対に出そう、というかいる。バイクを停めて写真を撮ってる時も常に背後が怖かった。
 四輪が踏みならした2本の轍を頼りになんとかコケること無く通過できた。時々出くわす穴ぼこはどうにかしてほしい。舗装された道路に出たら雲の上を走っているかのように快適だった。出てすぐ一度エンジンを切って一呼吸おいて再度キルスイッチを入れたがFIが点灯。おそらく砂利道の振動のせいだろう。


 小学生のとき占冠は北海道の中でも特に冬が厳しい寒さと教えられていた。温度計の横に「2001年の最低気温-35.8℃」とある。業務用冷凍庫より寒い。この時期は初秋らしく普通の暑さだった。夏は30℃超えるだろうから寒暖差すごい。道の駅でそばを食う予定だったが早々に閉まってた。

 星野頼りのカントリーサイン。どら焼きはココアパウダー入り。美味い。洞爺製。


 仕方が無いので日高まで足をのばして道の駅のそばを食べる。手打ちと書かれてあったが、麺のコシが無くブツブツ細かく切れている。食感も良くない。乾麺かと思った。店員はとにかく気怠そうだった。店主に導かれた席の隣のテーブルでは、派手なババア4人がそばを食ってる最中も食後も店を後にするまでベチャクチャとずっと煩かった。今回初めて道の駅併設の食堂に入ったが今度から極力避けたい。

 特に無し。昆布は売ってた。バイクで買う物でもない。

 午後からはずっと晴れていた。翌日の土曜日はずっと曇天だったが雨は全く降らず。土曜日にすれば良かった。先週の快晴で気持ちの良いツーリングから一転、初めて後悔しか残らないバイクツーリングだった。行くんじゃなかった。

令和5/9/24(日) 道の駅 あさひかわ→道の駅 とうま→道の駅 ひがしかわ・道草館→美瑛町の寿司屋→道の駅 びえい「丘のくら」→道の駅 びえい「白金ビルケ」

~道の駅カントリーサインマグネット収集ツーリング~

 この日はいつもより早く出発、しばらく走ってもまだ午前中なのが嬉しい。


 それに加えて、バイク日和と呼ぶ以外に言葉が見つからないほどの素晴らしい晴天。気持ちいい。早起きは三文の得。


 途中で深川の道の駅に寄り、先日買わなかったウロコダンゴを購入。人気商品なのか店員が補充していた。賞味期限が2,3日なので美味しいうちに口の中へ。つきたてのように柔らかい食感と、米の風味と程よい甘さ。あんこや抹茶の風味も良い。

 旭川に入ってすぐに神居古潭を通った。有名な観光地らしいが、アイヌ人の聖地らしくよそ者が入り込むのはちょっと気が引けて通り過ごす。市街地に入ると、札幌のような街並が広がる。住宅は多いし、中心地と思われる旭川駅も札幌駅のようだし、ビルが多くて碁盤の目の道路であまり楽しくなかった。ただ、旭川駅直結のでかいイオンがちょっと田舎くさく感じた。
 道の駅の駐車場が満車で初めて駐車待ちを食らう。何で混んでいるのか中に入ってみると、陶器市が開催されていた。イベントが出来る広い会場も併設されているようだ。それにしても旭川は暑かった。札幌よりも暑く感じた。店内ではフードコートがあったがソフトクリームは販売してなかった。売っていたら行列だったと思う。また、旭川銘菓の蔵生やき花などがあったが札幌でもあちこちで売っている。ついでに北かりの専門店も近所にある。

 当麻町の道の駅は店員がリストラ部長かと思うほど客商売に慣れていないようで"いらっしゃいませ"も"ありがとうございました"も言えず。当麻町も暑かったので客はソフトクリームを食っていた。有名なでんすけすいか全面推し。でんすけすいか果汁入りせんべいを購入。トマトジュースも美味しそうだったが、高いのと途中で瓶が割れてしまうのを危惧して買わなかった。あと、店内の隅に休憩用の椅子とテレビが置いてあり、初老夫婦と思われる二人が始終腰をかけてテレビを見ていた。おそらく観光目的で訪れているのだろうけど、よりによってなぜそんな所でワイドショーを見る必要があるのか。


 東川町は観光客がすごかった。中国語だけでなく、欧米人も多い。中心の道路は自動車やバイクが頻りに通り過ぎ、道の駅の広い駐車場も停める所がなく、隅っこを探してようやく停めることが出来た。店内もレジ待ちの列がずっと続いている。美味しそうなクッキーがあったが高く、先週買ったクッキーをまだ開封していない。外人のレジ係が流れ作業のように客を捌いていた。

 東川町から美瑛町に入っても観光客の流れは止まない。客はソフトクリームばかり食ってる。あと、メインの通りの歩道が近所の名ばかりエセ高級住宅街のような石畳でいけ好かない。マグネット以外何も買う気にならなかった。

 昼食は東川町にある寿司屋に入る予定だったが、8月末に閉店の貼紙。美瑛まで足をのばして道の駅の近所の寿司屋を見つける。2時近かったが店主がどうぞとのことで中に入れてもらえた。しかし、店内では女将がなにやらビールサーバーの調子が悪いのかずっとガチャガチャいじりながら不機嫌そうで少し申し訳ない気持ちになる。肝心の寿司は店名の扇形の下駄に。マグロ、イカ、サーモン、帆立、エビ、とびっこ、中トロ、(他忘れ)鉄火巻。内陸の寿司屋でも全てのネタが美味しかった。しかもお手頃。食べ終わる頃には業者がやってきてビールサーバーは一件落着。支払いの際は女将に笑顔が戻る。


 最後にもう一店の美瑛の道の駅に行く途中に見かけた山岳の迫力がすごかった。十勝連峰らしい。実物を見ないと写真じゃわからん。


 美瑛のもう一店の道の駅もかなり混んでいた。暑かったので中国人の客はスマホのカメラを撮影しながらソフトクリームを食っている。2分ほど走らせた先に青い池があるらしいが観光客でごった返しているのを想像したらさすがに行く気にならなかった。それに、池が青かったところで何だというのだろうか。ただの確認作業だけに終わってしまいそうだった。池にちなんだ真っ青な菓子は全く食指が動かない。

 東川から美瑛までは観光地化がすさまじくてあまり居心地が良くなかった。

 美瑛から帰宅途中の富良野あたりで、猫耳のヘルメットを被ったライダーがやえええをしてきた。

 存在自体は知っていたが、実際に買って被ってバイクを走らせるとは。恐れ入った。ケモナーかな。

 天気が良いというとこは、日差しが強いということ。帰りは西に進むせいで西日で目がくらむ。そこらへんの方角と時間も考えた方が良いと思った。あと、既に陽が落ちて真っ暗になってから、北広島辺りに入ったら274号線が渋滞しているせいか、googleが変な道を通れと指示してくる。この幅員で一通ではない。中央線もない。暗闇でこの道のりはかなり怖かった。