インドア派ライダーのソロツーリング

日々の内勤や絵描き作業で家に引きこもりがちな人間が気晴らしに行くバイクソロツーの記録

令和8(2026)/6/21(日) 支笏湖→道と川の駅 花ロードえにわ

実際に走ったルートhttps://maps.app.goo.gl/uMhVUPdL7basGvYPA

 4月の襟裳岬以降、天気が悪かったり仕事で時間の融通が利かなかったり(土日祝は少人数のスタッフで回している)で全くバイクに乗れず、フラストレーションが溜まって溜まってこの日の半日の仕事が終わって昼食後の2時頃からバイクを走らせた。

支笏湖



 1時間くらいで到着とツーリングにしては近いので今まで通過するだけだった。小学校の遠足以来。近いと大して有り難みもないという先入観だったが、感嘆の声が漏れるくらいきれいだった。ここの湖畔、ポロピナイ園地は駐車場が整備されて、食堂もやっている。チップ(ヒメマス)の刺身定食などが美味しそうだった。
 しばらく眺めていたかったのに、タバコの煙を撒き散らしている他のライダーが大声で「ナャ゛ハハハ」とやたらと下品な笑い方をして、臭いうえに気持ち悪い声を聞くのが嫌でさっさと退散。予め少し調べていた他のスポットへ。

 自動車を数台停められる程度のちょっとした駐車帯なのだが、眺めが良く、撮影にも向いている。うるさいライダーがいないし、さっきの湖畔より長く滞在していた。
 そこから恵庭方面へ走らせていると、支笏湖温泉街に差し掛かる。ここも眺望を期待できそうだが、さすがに観光客が多く、ゆっくり観ることができなさそうで通り過ぎた。

千歳の男子小学生

 途中、千歳の市街地に入る。千歳市は少子化の時代に逆行するかのように子供がやたらと多く、新しい小学校が開校されるほど。市街地を走っていると、進行方向先に信号待ちをしている4~5人の男子小学生が手を振っている。反対側に友達でもいるのかと近づいていくと、どうやら自分の方に顔を向けている。試しに手を上げてみるや否や、「キャー!」という歓声なのか奇声なのか悲鳴なのか声変わり前の甲高い声を叫んでいた。いずれにしろ自分に対して手を振ってくれていたのは間違いなさそうだ。だが、その声がどういう意図だったのか未だに判明しないが、リアクションをしてくれるのはちょっと心地よかった。ヘルメットの中身はただのもっさりとしたオタク野郎なんだが。

道と川の駅 花ロードえにわ


 ずっと前に訪れたことがある恵庭の道の駅。小便をしたくなって立ち寄った。小便ついでになにか美味しそうなものがないか店内を見回すも、持病の関係で食べられそうに無い油っ気の多い洋食メニューの食堂、焼きたてパンなどのコーナーや、どこにでもありそうな白い恋人、ロイズ、六花亭のお菓子や、恵庭に関係の無い食べ物が沢山ならんでいる。少しだけ恵庭に関連した商品、恵庭の南瓜をつかった「えにどら」というどら焼きはバタークリーム多めで持病に良くない。即席カレーもしかり。恵庭に工場があるという月寒あんぱんは近所のスーパーで見かける。石鹸はやたらと高い。恵庭には恵庭のものがあまりない。



 何周年だかで通常の2割引で売っていた、恵庭の餅米を使ったとか何とかの大福。これもどこで作っているのか不明。普通の豆大福と、南瓜大福。南瓜大福は塩っ気やや強め。甘い物を食べたくて買ったのに。


 それと、雪たん飴という、あんこが入った飴。こちらは小樽製造。
 屋外を見回せば花が沢山植えられていたらしい。一生花より団子の自分にはあまり興味がわかない。

 3~4時間程度のツーリングだったが、気晴らしに丁度よかった。

北海道道の駅設置市町村とカントリーサインマグネット販売市町村一覧

 道の駅には必ずカントリーサインマグネットが売られている。独自調査により漏れがある可能性高。
 この間訪れたえりも町は、襟裳岬のえりも岬観光センターで売られているらしいが、日の出と日の入り時には営業していないため(そりゃそーだ)、入手できず。
 今度は道の駅がない市町村に行くツーリングも良いな。

令和8(2026)/4/26(日) えりも町の旅館→襟裳岬の日の出→日高耶馬渓→エンルム岬→うらかわオバケ桜→優駿さくらロード→「道の駅 みついし」→三石の食堂→二十間道路桜並木→帰宅

~道の駅カントリーサインマグネット収集ツーリング~

実際に走ったルートhttps://maps.app.goo.gl/eMEEYjjLUnnEXipi8

 昨日の夕日を十分堪能したから朝日はいいかなと思いつつ、スマホの目覚ましを3時半にセットして寝る。4月26日の日の出時刻は4時29分。
 結局、目覚ましの音より早く目覚めた。目覚めたものの、4時間くらいしか寝ておらず当然眠くて行くかどうしようかボーッとした頭で考えて後悔先に立たずという諺が横切ってジャケットに着替える。多分、息は白かっただろうか。そんなことも意識できずセルスイッチをかけた。
 ボーッとしていても道を間違えるという昨夕の同じ過ちを繰り返さない程度には寒さで目が覚めていた。余裕をもって到着。新聞屋か豆腐屋か夜勤しか起きていないような時間だが、駐車場には数台の車がとまっている。天才バカボンの歌の反対を意識して東の方を向くと、すでに空は赤くなりかけていた。























 この朝日を見ていたら、年のせいなのか、年甲斐も無いのか、感動したのか、何なのか不明だが、ちょっと喉の奥から涙がこみ上げてくるような感覚が湧き起こった。
 昨日も今日も快晴。来てよかった。

 朝日の角度が増していく度に目が眩んできたので、少し寒さに震えながらバイクのエンジンをかけた。
 旅館から襟裳岬に向かう途中、鹿の群れが草を食っていたのを横目にしていた。同じ道をたどっていたら、まだ食っていた。













 遠くから見れば絵画。近くで見ればただの食肉。

 旅館へ戻って一眠りしようとしたが、寒さと朝日の景色が目に焼き付いて一睡もできなかった。セイコーマートで買っておいた朝食のあと、着替えてチェックアウトしようと旅館の主人を呼んだ。鍵を返してさっさと出発したかったものの、喫煙しなかったことで好感度が増したのか、根っからの話好きなのか分からないがなかなか話が終わらない。えりも町付近のバイクツーリング情報などを教えてもらって15分後、やっとバイクにまたがることができた。ちなみに、襟裳岬はよく霧が出るらしく、両日ともに晴れ渡った太陽を見ることができたのはラッキーとのこと。

 様似町の日高耶馬渓。大昔にユーラシアプレートと北米プレートがぶつかっていた境界の名残。境界に小さな沢から滝のように水が流れおちていた。この部分、現在は建物が立ちはだかって無断で撮影していいものか、撮影できたとしても建物が邪魔になっている。
 この付近では漁の車が行き交うため駐車は控えたほうが良く、5~10分ほど歩いた国道沿いに自動車を2~3台停められるスペースがあった。









 こちら側からはトンネル内に入ってもOKだが、向こう側からは進入禁止になっている。









 様似町エンルム岬。駐車できる砂利のスペースから、急な階段を130段ほど上った。暑い。



















 うらかわオバケ桜。今回のツーリングは最後の道の駅の三石と襟裳岬が主な目的だったが、ちょうど桜が見頃で日高の桜の名所も色々見て回ろうと寄り道を計画。有名なのか観光客がすごい。車びっしり、客の行列。無料だが、どこから来たかアンケートを頼まれ、桜の保全のための募金箱があった。
 オバケ桜と言っても、柳の木のようにオバケが出るわけではなく、近くを流れるオバケ川から名付けられた。公式サイトによると、幹周4.8m、枝張り四方に10mとかなりデカい。








 坂や丘を登ったらまた暑くなった。昨日の寒さとは打って変わり、12℃くらいまで上昇。日差しが強く、体感は20℃くらい。汗がすごい。

 浦河町優駿さくらロード。馬牧場と桜のコラボレーション。ここも観光客がそこそこ集まっていた。
 牧場にバイクを停めようとしたら、寝不足と砂利で簡単によろめいて倒してしまった。起こそうとしても荷物が重くてダメ。一旦リアボックスを取り外してようやく引き起こせた。













 ちなみにここらへんの桜ロードの路側帯は駐停車禁止。直線道路をゆっくり走りながら桜を眺めていたら、バイクを停めて桜と一緒に撮影している連中がいたが、残念ながら違反となる。

 野良猫と馬。


 三石の道の駅。これで北海道の道の駅を全て制覇。

 バイクの中型免許を取得して早速バイクを買った当時、バイクに乗ってどこに行こうと考えてみたものの、最初は運転に慣れるため、近所のレンタルビデオ屋などを行き来するだけだった。1年後に大型免許を取得してもまだ近場を走っているだけ。それからさらに1年後。たまたま流れたローカルニュースで取り上げられていた三笠の道の駅を思い出し、行ってみようと思い立ったのが始まり。
 持病が酷くなって何度か入退院を繰り返し、ようやく自分に合った薬剤が見つかって初めて三笠の道の駅へ遠出をしたのが2019年。それからコロナのせいで外出すらできず、その後も色々あってツーリングできず、2023年にようやく再開。再開後も会社を解雇になったり再就職まで時間がかかったり。長かった。
 旧三石町は昆布と羊羹。それ以外思い浮かばない。有名な三石羊羹の他にも和菓子店があるのを知った。昆布は広くて長くて嵩張る。三石昆布を使った昆布巻きを見たら製造が札幌の発寒。



 昨日も忠類村で羊羹を買ったのを忘れて、三石羊羹の桜咲羊羹(486円)、ミニ三石栗豆さん(1415円)、三石昆布もなか5個入り(1260円)、三石昆布羊羹の小豆と白餡(各600円)を購入。この通り羊羹天国なのか地獄なのか。


 僅かに昆布の風味。だからといってがっつり昆布の味しかしなかったら最中として成立していない。美味しかった。



 三石昆布羊羹はこの小豆餡と白餡の二つだけで商売しているだけあって美味。そして手頃な値段。白餡だが昆布の色だろうか、かなり黒め。






 三石昆布羊羹の店の向かいに佇む有名な三石羊羹の店。こちらも美味いが値段は高め。桜咲羊羹はその名の通り桜をモチーフに桜の花が入っている。



 最後に創業から売られている三石羊羹。今までは人への贈り物ばかりで一度も口にしたことがなかった。楽しみに食べてみたが、なんだかカルキ臭い感じがする。家族に食べてもらったら、そんなことはないと言う。直前に食べたものが影響していたのだろうか。

 ちょうど昼時だったので、三石の食堂へ。カウンターに通されたら定食や麺類の他に寿司もやっている。蕎麦と納豆巻を注文。
 主人に写真を撮っていいですかと聞いたら、大したものじゃないけど・・・、と言っていた。自分で注文しておいてなんだが、もう少し見栄えの良いものにしておけば良かったと主人の意見にやや同意した。出された料理は美味しかった。


 静内二十間道路の桜並木。ここは今までの桜のスポットとは比較にならないほど有名で、さらに桜祭りも開催されていて車や人混みでごった返していた。この道路に入る時は割とスムーズだったが、バイクを停めるスペースがない。そもそも渋滞していて動かない。この道路に入ったら最後。アリジゴクのごとく出て行くことが難しい。しかも暑い。


 このツーリングで唯一後悔した。行かなければ良かった。10分くらいで見終える予定が、1時間もずっと停滞していた。ここは桜の見所ではない。人が少ないであろう秋の紅葉を見に行く道路だ。
 あまりにも動かなくて暇なので枝が変にひん曲がった桜を取りあえず撮っておいた。

 桜の季節は二度と行かない。

 帰りは短めの道のりだから、昼3時頃に帰宅できる予定だったが色んなところで桜を見たり渋滞に引っかかったりして結局午後6時。しんどかった。でも襟裳岬は本当に行って良かった。
 帰りの国道の長沼で何となく斜里の天に続く道っぽい風景だったので一枚。

 これで一通りのカントリーサインマグネット収集ツーリングを終えたわけだが、カントリーサインのデザインは今後も更新され続ける。今のところの未収集は

  • 枝幸町旧カントリーサイン(去年売り切れにより購入できず)
  • 上士幌カントリーサインマグネット(新デザイン)
  • 遠軽町カントリーサインマグネット(新デザイン)
 他にも道の駅以外にも似たようなものが存在する。キリが無いが、ツーリングの目的と楽しみの一つとして考える。

令和8(2026)/4/25(土) 自宅→帯広の蕎麦屋→「道の駅 なかさつない」→「道の駅・忠類」→えりも町の旅館→襟裳岬の日の入り→えりも町の寿司屋

~道の駅カントリーサインマグネット収集ツーリング~

去年から計画していたルートhttps://maps.app.goo.gl/8nSPHsZQUGP3qmDq8

前日に急遽変更したルートhttps://maps.app.goo.gl/rqRwPBankKr6JmJg7

 半年の冬が終わり、ようやく北海道にもバイクの季節がやってきた。
 短気な暴走族はアスファルトが見え始める2月下旬頃、下痢便みたいな音を出して走っていた。氷点下の夜の道を走ったら確実にヘルメットの中は涙と鼻水でグチャグチャ。あの時に一度だけ聞こえたがそれ以来聞いてないから恐らく後悔したのだろう。本当に楽しめるのは4月に入ってから。
 バイクの免許を取ってから時間を見つけては訪れていた北海道の道の駅と、買い集めていた道の駅限定販売のカントリーサインマグネット。残りは三石のみとなった。そして、半島のように突き出た襟裳岬。ここで日の出と日の入りを一度見てみたかった。シンプルにそこだけ行って一泊して帰るだけの予定だったが、この間に忠類の道の駅で20年ぶりに旧忠類村のカントリーサインマグネットを再販しますとのお知らせが出ていた。加えて、上士幌の道の駅でもリニューアルしたカントリーサインによる新デザインのマグネットの新発売。それらには行きにするか帰りにするか迷って前日に決まった。

 ツーリング当日は遅くとも8時に出る予定で、時間通りに家を出ようとしていた。
 ところがその矢先、ブーツに足を入れたタイミングで去年の最後のツーリングを思い出す。その帰宅時にブーツのファスナーの引き手が破損して外れたのを忘れたまま放置していた。スライダーが生きていてもここが外れるとどうにもこうにもファスナーは上がらない。何か代替になるものをと金属の輪っかや安全ピンなどを試してもダメ。15分ほど秋冬用のジャケットを着ながら汗だくで試行錯誤した結果、クリップが意外と嵌めやすくスムーズにスライダーが上がってようやく自宅を出ることができた。暑い。
 バイクに荷物を載せて何の気無しにエンジンオイルの点検窓を見てみたら、何となく少ない感じがした。ずっと見ていたらまた無駄に時間が過ぎた。このまま長距離を走るのも不安なので、念のためバイク屋に行くことに決めた。開店時間は9時。
 丁度その頃合いを見計らって出発し、バイク屋で見てもらうも「大丈夫ですよ。FとLの間にありますので」とあっさり。くだらない事で時間を食いつぶした。幸先悪い。
 長い道のりとなる峠ルートが9時出発では襟裳岬の日の入りに間に合うか怪しくなってきた。だとしたら去年決めていた太平洋側ルートのほうが短くて短時間で着ける。本来ならそっちに変更すべきだが旧忠類村のカントリーサインマグネットに対する懸念。去年、枝幸町の道の駅で旧カントリーサインマグネットが前日まであったのに売り切れていた時のことを思い出し、1日でも早く手に入れておきたかった。
 走り出して10分ほどして、「上士幌は新デザインになったばかりで販売終了することはないし、後回しでいいんじゃね?」と考えつき、後日の別ルートにした。これで1時間ほど短縮できるはず。日の入りに間に合うはず。

 4月の泊まりがけのツーリングは初めて。25日、26日は両日ともに快晴との予報で決めた。

 予報通り快晴。そして、予報通り一桁の最高気温で日なたでも寒い。274号線をずっと走って夕張の山間辺りに入ると特に冷え込みが厳しくなってきた。

 それもそのはず、麓に雪が残っている。ふきのとうは雪が溶けた部分から待ってましたと言わんばかりに早速生えている。

 山頂は巨人がぶっかけたようにまだ真っ白。雪で冷えた空気が麓に降りてきて寒い。


 石勝樹海ロード、日勝峠を抜けて帯広へ。正午を回ったので食堂を探す。

 クロレラを混ぜ込んだ緑色の蕎麦。見た目のような青臭さはなく、蕎麦の香りがしている。人気の店なのか、数組ほど列ができていた。

 店の周りは街路樹の桜が満開。


 中札内の道の駅。前回訪れたときはマグネット以外に何も買う物が見つからなかった。

 道の駅併設の野菜を直売している方の店舗に入ってみると美味しそうなお菓子があった。タマフクラという枝豆の甘納豆と枝豆せんべい。

 不味くはないが、正直微妙な味。ほんのり甘い、サクサクの小麦粉の煎餅。ただ、それ以外に何も味気ない。

 こっちの甘納豆は非常に美味しかった。枝豆の香ばしさが効いている。手頃な値段なのでまた買いたい。

 最初の目的地、旧忠類村の道の駅。ここも再訪。
 お目当ての旧忠類村のカントリーサインマグネットを無事に手に入れた。前回はナウマンまんじゅうを買ったので、今回は別のものを。よもぎ羊羹(1200円)と甘納豆の食パン(800円)。普段気軽に買えるような金額ではない。

 高いだけあってさすがにしっかりとよもぎの風味がする。ただ、個人的によもぎは好きではない。


 焼かなければふわふわ、焼けばもちもちかりかり。美味しかったけど、高い。
 そういえばナウマンまんじゅうも小さい中華まんじゅうのわりに2個セットで450円もしていた。忠類村の名産は観光客向けの商売なのか。
 この時に買ったレシートを見ると、午後3時47分と打刻されている。日の入りに間に合うかどうか不安になってきたのを覚えている。ツーリングはいつも時間に追われている気がする。

 えりも町の旅館に宿泊の予約をしたときは、余裕こいて午後3時か4時くらいには到着できると思いますと伝えていた。しかし忠類村ですでにその予定時刻を迎えている。ここからえりも町への道のりも黄金道路などバイクには良い景色が広がっているが、あまり楽しめていた記憶がない。
 確か午後5時半過ぎに旅館に到着。チェックインを済ませて部屋に入らずそのまま襟裳岬へ。この日の日の入り時刻は午後6時20分。その時間に行けばギリ間に合うといったら大間違い。この時間は日没。太陽が地平線にすっぽりと沈んだとき。これじゃ間に合わない。バイクを停めて、降りて、岬まで歩く時間、そして日の入りに差し掛かる夕焼けから日没までを拝む時間を考慮しなければならない。旅館から襟裳岬までは同じえりも町でも17分と思いのほか遠い。
 慌てて走っていたら右に曲がる三叉路に気づかずまっすぐ向かっており、ナビの到着予定時刻が更に5分延長されていることにずっと走ってから気づく。折り返したら余計に時間がかかる。間違ったら「道、間違ってるぞ」くらいの警告を表示してくれたらいいのに。

 だが、今までも今回もこうしてギリギリ間に合っているのが不思議だ。午後5時57分。

 島倉千代子の方だけ撮って森進一の方を忘れていた。
 襟裳岬を見下ろした崖。

 襟裳岬から望む夕日と夕焼け。

 日没後になってバイクと一緒に夕日を撮影するのを忘れて慌てて撮った。

 襟裳岬をぐるっと一周。
 行ってよかった。間に合ってよかった。

 午後6時半を過ぎていたので、そのまま旅館近くの寿司屋へ。握っている職人はわりと若そうに見えた。何故かジャズが流れている。若干マズいと察したが暖簾をくぐってしまった以上、野暮なことはできない。梅(本鮪赤身、鰤、サーモン、海老、とびっこ、赤貝、新香巻)、それとお好みでしめ鯖、いくら、帆立を注文。刷毛でサッとネタに醤油を塗って1貫ずつ出していくスタイル。帆立は明らかに冷凍もの。土曜日で生の入荷がなかったのだろうか。鰤は養殖。だが、握りの腕は良かった。これで4050円。けっこー高くついた。
 一緒についてきた味噌汁は、おそらくオオズワイガニであろう脚が2本入っている。ズワイガニと名前がついていても漁の網を食い破る厄介者で、近所のスーパーではえりも産のが一杯300~400円ほどで売られている。脚の身は細く、取り出して食べるのが困難で諦めたが、出汁がよく効いていて驚くほど美味しかった。寿司よりも一番のご馳走だった。
 もう一店舗寿司屋があるが、調べてみたらそちらも同じような内容と値段だった。
 いつも思うが寿司はやっぱりカウンターで食べたくない。どうしても目の前の職人さんが気になって目のやり場に困る。

 食後は翌日の朝食を買いにセイコーマートへ。水、おにぎり(鮭・筋子)、ヨーグルト、野菜入り卵焼き、赤大福を購入。こんなんでも900円くらい支払った。その途中、旅館から余りにも帰宅が遅いから電話が鳴る。
 8時近くに旅館へ到着。夕方のチェックイン時も、数日前の予約時の電話でもそうだったが、旅館内全室禁煙だと口酸っぱく念を押された。部屋にも「喫煙した場合は、清掃費用として2万円」と忠告が。過去に何かあったのか、単に潔癖なのか分からないが、廊下、部屋の中、洗面所、浴室、トイレは古いながらもぴかぴかに掃除が行き届いていた。素泊まりで一人7000円。この代金は行き届いた清掃によるものだと思い込む。
 ちなみに自分は生まれてから一度もタバコを吸ったことがない。
 入浴の際に廊下側から扉の鍵をかけようにも全くかからない。数分間の格闘ののち、諦めてそのまま浴室に向かった。客は他におそらく一組だけ。多分大丈夫だろうと念のため貴重品を携えて約1時間後、部屋に戻ってもやはり何事もなく身の回り品は無事だった。
 ただ、入浴で部屋を出るときは電気を消したのに、戻ってきたら灯りがついていたのが今も少し引っかかっている。

令和7(2025)/9/29(月) 猿払の旅館→宗谷岬→「道の駅 わっかない」→「ノシャップ岬」→「道の駅 てしお」→「道の駅 えんべつ富士見」→「豊岬金比羅神社」

~道の駅カントリーサインマグネット収集ツーリング~

実際に走ったルートhttps://maps.app.goo.gl/aamsepabmL14tdUu6

 猿払の夜は暑かった。あまりに暑くて窓を開けて寝た。涼しい浜風が入ってくるが、オマケでもれなく輸送トラックの爆音もついてくる。そのせいで何度か目を覚ました。
 朝食はいつも通り、セイコーマートの卵焼き、胡瓜の酢の物、納豆巻き、わかめおにぎり、ヨーグルト。これに加えて2リットルの水をまとめて買ったら800円を超えていた。ちょっと買いすぎ食べすぎだろうか。



 猿払からそれほど時間をかけずに宗谷岬へ到着。月曜日の午前中にもかかわらず、観光客が入れ替わり立ち替わりこのモニュメントと一緒に記念撮影をしている。
 初めて自分を入れて撮影しようと腕を伸ばしてスマホで撮影したが上手くいかない。
 困っていたら、背が高くて赤い「SIMPSON」の文字のジャケットが良く似合っている若い男性ライダーが「良かったら撮りましょうか?」と親切に声をかけてきてくれた。しかし、他人の親切は、宗教の勧誘か詐欺か見返りか押し付けしか経験がなかった自分は、咄嗟に「いえ、大丈夫です」と断ってしまった。
 当然、その男性はすぐにその場を立ち去った。素直に親切を受け容れて撮ってもらっていたら、この好青年のライダーと二、三会話をして何かの繋がりが生まれて万が一ワンチャンあったかもしれないと思うと未だに悔やまれる。
 だが、もし撮影してもらっていても、そこで礼を言ってさようならという流れになる確率が100%に近いだろう。それでもやっぱり万が一、と考えると悔やみきれない。自分は今までもこうやって自らチャンスを断ち切ってきた。
 今度からは(同じライダーに限っては)親切を素直に受け容れようと決意した。もう遅いけど。日本人でSIMPSONのジャケットが似合う人は本当にまれ。めちゃくちゃ似合ってて格好良かった。もしチャンスがあるならまた会いたい。
 で、その後にライダーでもなんでもないオジサンから同じく「撮りましょうか?」と促されて撮影してもらったのがこれ。

 無意識にいつもの猫背のままだったため、裁判の証言台に立っているかのようなみすぼらしい出で立ちになってしまった。しかもヘルメットが少し斜めを向いている。これ以上に「私は写真が苦手です」と体現できるポーズは思い浮かばない。こんなんでは、先程の若いライダーから鼻で笑われて終わり。
 このモニュメントがある公園のすぐ横に柏屋という土産物屋があるので立ち寄ってみる。「宗谷岬」と書かれたカントリーサインマグネット風のステッカーが売られているらしい。他にも何か宗谷岬ならではの土産があれば欲しかった。
 店内を見回したが、パッケージだけ「宗谷岬」と書かれただけのどこで作っているのか判らない菓子ばかりが並んでいる。しかもお目当てのステッカーは大きいサイズしかない。小さい方が欲しかったので何も買わずに去った。こういうどうでもいい部分で妥協しないから金があまり減らないんだろう。

 バイクとモニュメント。


 宗谷岬から眺める海。曇っているせいで樺太が見えなかった。
 宗谷岬の歌があるらしい。この石碑の隣に音楽が流れるボタンがあり、押してみるとすごく悲しい旋律がこだまし、すぐに消した。原曲を聴いてみたら長調でスウィングのリズムの軽快な曲調だったのに。なんであんな風になってしまったんだろう。
 宗谷岬にたどり着くまで、バイクに乗りながらずっと森進一の「襟裳岬」と加藤登紀子の「知床岬」を歌っていた。いい加減な性格だとつくづく思う。

 この公園の所々で見かけた何らかの動物により落とされたフン。人間の手のこぶし位の大きさ。鹿はもっと小さく丸いとのことで、なんなのか判別できず。みんなモニュメントの方ばかり目が行っているのか、足元のブツに気づかず靴底が象られたフンも見かけた。ヒグマでないことを願うばかり。


 稚内の道の駅。道の駅というよりJR稚内駅の中に道の駅がある。無理矢理道の駅として登録しただけと思われる。
 日本で一番北の都市だが暑い。駅構内の中の方が涼しい。稚内駅の土産物店が道の駅っぽい。そこにスタンプ台があり、カントリーサインマグネットが売られている。



 稚内の菓子店で作られた牛乳を使ったお菓子。包装が凝っている。だが、デザイナーに外注した感じがなく、親しみがあって気に入った。
 カントリーサインマグネットを眺めていると、横から初老の女が来て、雑な手つきで手前の物を取り、一つ奥のマグネットをガサガサと素早く持っていって手前の物を戻していた。あんな雑な扱いをされては、すぐに一番手前のものよりも無残なものに成り下がってしまうだろう。
 今まで特に気にせず一番手前から買っていたが、今回だけはその雑に扱われた手前のものは手に取らず、同様に奥のものを買い、いつものソフトケースに大事にしまった。



 稚内練乳菓。ホコホコした皮にねっとりとした練乳の餡。

 ホタテマン。しっとりと柔らかいパイ生地に黄色いあんこ。ノースマンみたいなもの。



 流氷まんじゅう。ふわふわしっとりの生地にホワイトチョコレートで包んだもの。


 サハリンの海からこんにちは。ちゃんと紹介しているウェブサイトを見ると、表面が蟹の焼き印になっているらしい。さつまいもを練り込んだしっとりミルク餡、現代の月餅とのこと。



 宗谷岬の牛乳っ子。白餡とラズベリージャムが中に入ったカップケーキ。
 この5つはどれも美味しかった。


 稚内の港の風景がよかったので、バイクと一緒に撮影したかったが見つからず。フェリーターミナルなら良い写真が撮れるだろうと立ち寄るも進入禁止ばかりでダメだった。せっかく立ち寄ったのでターミナル内の土産物店に入る。

 宗谷岬の土産物店に無かった小さいサイズのステッカーが売られていた。妥協して買わないで良かった。
 稚内でガソリンが切れそうになる。市内に何店舗かガソリンスタンドがあるが、フルサービスで札幌より20円ほど高い。どこかセルフがないか30分ほど探したが全くない。この先は田舎道が続くためガス欠の恐れもあり、仕方なく給油。時間と金を無駄にした。

 宗谷岬のせいで影の薄いノシャップ岬。行く予定に入れていなかったがそれほど遠くなく大した回り道でもなく、急遽行き先に追加した。その途中のノシャップ公園。

 野生のエゾシカが当り前のようにのさばっている。毛並みが冬仕様になっていた。目の前に近づいても逃げない。


 ロープに絡まる鹿。

 遠くから眺めれば可愛いが、間近で見るとそれほどでもない。眉間がゴルゴ13のようにゴツい。

 ノシャップ岬。宗谷岬ほどではないが、観光客と思われる自動車が数台停まっていた。




 稚内から出航したと思われるフェリー。行き先は礼文か利尻か。
 ここも観光客向けの土産物店が並んでいた。だが、白く霞んだガラス越しから見た店内は客が全くいそうにない。店員の方が多い店は入りたくないのでそのままバイクに乗った。

 この日の朝の天気予報で気がかりなことがあった。予定ルートの一部でにわか雨の予報が出ていた。その雨雲は1時間ほどで通り過ぎる予報だったので、雨に当たらなければいいなと思っていた。
 その途中で見かけた入道雲。恐らくあの真下は土砂降り。

 走っているうちにその雲は東に流れていったので何とか雨に濡れずにすんだ。


 2年前にも訪れた天塩の道の駅。丁度昼時に通りがかったのでここで昼食をとることにした。
 持病を考慮したら食べられるものはかなり狭まる。ものの数秒でかけうどんと決めて食券を買おうとしたら、先に券売機の前に立っていた道路パトロールカーの制服を着た男が何を食べようか迷っている。迷うのは券売機に立つ前にしておいてほしい。こういう鈍臭い人は知らず知らずに周囲をモヤッとさせている。仕事の相棒とみられる女もようやく決めてカツカレーがどうのこうのと言っていた。
 自分もかけうどんの食券を買い、食堂に渡したらほんの数分で呼ばれた。さすがに早い。特別美味くもなければ不味くもない。普通の冷凍うどん。自分よりも前に食券を渡していたパトロールカーのカツカレーは、かけうどんよりも大分後に呼ばれていた。


 食べ終わったあとにせっかくなので店内を見て回った。2年前に買おうか迷って結局買わなかった即席のしじみ汁と、アサヒ・マスカットサイダー。品名がマスカットなのに無果汁とのこと。こんなところで景品表示法の抜け穴を知ることになるとは思わなかった。天塩名物と銘打ってあったが苫小牧製造。アサヒはあの大手の飲料メーカーではなくて天塩町に本社を構えるアサヒ飲料という会社。何もかもちぐはぐだ。

 シャンメリーの味。
 店内を見て回ってこの品物を購入して店を出ようとしたところ、先ほどのパトロールカツカレーが食べ終わったのか再び遭遇した。今度は出入り口の自動ドアの真ん中に立ち止まって立ち話をしている。最後まで迷惑だった。


 ここも2年前に訪れていた遠別の道の駅。当時買ったお菓子がとても美味しかったのでつい立ち寄ってしまった。小さな町だが、菓子製品が多い。


 今回は最中とレモンケーキを購入。


 最中は小倉あんと白あん。中に餅が入っている。優しい味でとても美味しかった。


 レモンケーキもクセがなく、丁度良い甘さと少しの酸味が美味しい。どちらも家族に好評だった。遠別町はもっと地元のお菓子を広めてほしい。

 今回のバイクツーリングではとんでもない量の土産物を買ってしまった。多分2万くらいは飛んだと思う。始めたばかりの仕事のストレスだろうか。



 初山別のキャンプ場や道の駅、天文台、ホテルの近くにある豊岬金比羅神社。駐車場から少し歩いて、急な階段を下りた先にある。





 崖の洞穴に祠があり、賽銭箱もあった。
 日の入り時は鳥居の先に太陽が沈むそうで、良い景色になるらしい。夕日まで待っていたら帰宅時間が夜8時~9時頃になってしまう。翌日は仕事。
 キャンプ場から下りの階段は楽だったが、上りがキツい。途中に踊り場のようなスペースがあるが、休憩場所のようにも思える。そこから撮影した景色。


 ここからバイクに乗ってすぐの下り坂で、道路際から何かフラッシュのような光が自分の目を突き刺した。速度違反をしていない筈だが、不安になって引き返した。
 その光った所を注意深く見てみると、何てことない、ただのステンレスの小箱が太陽の光に反射しただけであった。本当に紛らわしい。

 帰り道は留萌から内陸に入り、無料の高速を少し走ったり国道を走ったりしているうちに真っ暗になった。国道は外灯があり安全なのだが、少し混んでいるらしく、グーグルのマップが別の道路に行けとしつこく指し示す。国道ではなく道道に入ると、道は狭くなり、バイク以外の灯りが皆無となる。怖い。
 実際にスムーズに走れることは走れたが、それは明るいときだけにしてほしい。暗いときは多少混雑していても国道が安全だ。
 それと、今回13年前から使っているリコーのデジカメCX6と4年前にケータイ乗り換え割引で新品1万円で買ったAQUOS sense4で撮影した写真を並べてみたが、正直どちらも違いが分からない。というか、やっぱりスマホの方が画質が良い気がする。やはり10年の技術の進歩だろうか。スマホはできるだけナビゲーション用に使いたいので、バイクを停めている間は充電をしておきたい。だから写真撮影にはデジカメが必要。ここまで古いともう買い替えた方が良いのだろうか。それとも単に自分が使いこなせていないだけか。

令和7(2025)/9/28(日) 「道の駅 ライスランドふかがわ」→「道の駅 オホーツク紋別」→紋別の回転寿司店→「道の駅 おこっぺ」→「道の駅 おうむ」→「道の駅 マリーンアイランド岡島」→「道の駅 北オホーツクはまとんべつ」「道の駅 さるふつ公園」→猿払の旅館

~道の駅カントリーサインマグネット収集ツーリング~

実際に走ったルートhttps://maps.app.goo.gl/ZGoyjFNUMSQfGWaJ7

 9月から始めた仕事は先月よりは身体に合っていたようで、最初二日だけ血便が出た後は何事もなく続けられている。金銭的に余裕が出ることを見越して、休日に1泊2日のツーリング。


 道東に向かう途中、必ず通りかかる深川の道の駅。一昨年前に食べたウロコダンゴを思い出してトイレついでに立ち寄った。だがここは米どころ。米を使ったお菓子が沢山あって他のものに食指が動いた。



 笹の風味も味に加わって美味しい。消費期限が短く、すぐに餅が固くなってしまった。オーブントースターで温めたら柔らかくなった。


 紋別の道の駅。オホーツク流氷科学センターに併設というより、この施設を道の駅として登録しただけかと思う。大人450円を払えば生きているクリオネを見られるらしい。到着した時点で既に昼1時を回っていた。1時間早く出発していれば見ていたかもしれない。


 屋外には階段を上った先によく分からない鐘と撮影スポットがある。

 紋別のキャラクターの「紋太くん」最中。パッケージは素人がワードかエクセルで作って、家庭用のインクジェットプリンターで印刷したようなもの。しっかり白フチが残っているのが確たる証拠。だがこれで充分。中身が良いから外見がこれでも売れているんだろう。パッケージが豪華なのは信用ならん。


 あんこがびっしり詰まってずっしり重い。香ばしい最中の皮に、小豆の風味が強いあんこ。家族にも大変好評だった。やはりダサいパッケージのお菓子にして良かった。紋別に行ったらまた買おう。
 手作り感満載の栞のおまけ。現在、どこにあるのか分からない。

 この後は紋別唯一の回転寿司店へ。時間的に客は自分一人。回転寿司だがレーンが回っていない。食べたいものを口頭か注文票に書くスタイル。回っているものは誰も食べたがらないのだろう。自分は普通に食べるけど。
 寿司職人が年季の入ったおじさんなのは分かるが、受付やレジなどの係も同年代のおじさんだった。まさかここで高齢社会を目の当たりにするとは思わなかった。寿司自体は美味かったが、それなりに良い値段だった。


 興部の道の駅。廃駅の跡地に作られたそうで、記念館も併設されているらしい。店内は牛乳を使った製品や帆立などが多く並んでいる。要冷蔵はバイクで持ち運べない。コンビニ程度の余り広くない店内をうろついていると、定期的に店員が舞台俳優なみに「できたてのぉ・・・!!!!」と声を張り上げている。店内は他の客が出て行ったため、自分が的になったかのように弓矢のような声が集中して全身に突き刺さる。できたてのその場ですぐ食べられる何らかの物体を売っていたと思われるが、何も覚えていない。ただ、うるさくて居心地が悪かっただけしか。

 興部の牛乳を使ったバターケーキと、家族から「1000円以内の貝柱」と注文を受けたもの。高騰している帆立なのにそんなもんあるわけ無いと思っていたが、訳あり品があった。860円。


 フワッとしっとりのバターケーキ。発酵しているので少し酸味も有り。
 店内に入る前から気になっていた車両。使われなくなったディーゼル列車を改装して、休憩所や簡易宿泊所として使えるようにしてあるらしい。しかも無料。
 廃駅は敷地が広かったらしく、周囲は公園のようになっていて、数人の子供や親が遊んでいた。それと、「JW.org」と書かれた青色の立て看板と共に二人の老婆が立っていた。見るからに怪しいというか、田舎らしい光景というか。バイクに乗ろうと準備をしていたら、軽自動車の中に同じような老婆がもう二人待機していた。それと若い男性が一人いて、老婆に何か指示している様子だった。検索してみたら、「まぁそんなところだろう」という結果。ああいうのは寄生虫のようにどこにでも潜んでいる。


 雄武の道の駅。帆立と言えば猿払ばかりがおだてられている印象だが、猿払は外国(主に中国)への輸出のために存在しているだけで、国内にとっては雄武町が支えていると思っている。猿払が禁輸措置であえいでいる中、雄武町は一番安く帆立を売ってくれていた。道の駅内でも冷凍の帆立が売っており、不漁のせいで近所のスーパーが100g698円と高騰しているのに、ここでは300g1200円。割高な道の駅ですらこの値段。バイクじゃなければ買っていた。




 建物の上は展望室になっている。上から見下ろすほど高くもなければ、見下ろしても民家しかない。海もそれほど遠くまで見えない。
 貝柱2500円。


 船の形をした枝幸町の道の駅。昔札幌にあった、フェリーの形をしたビッグシップという建物を思い出した。外観は大きいが、売店スペースはそれほど広さを感じない。他の道の駅と比べれば充分広い方なのだが。恐らく半分はレストラン側になっているのだろう。しかも、帆立や毛ガニ以外に名産がないのか、白い恋人、ロイズ、チェルシー、じゃがポックルなど、北海道のどこの土産店でも売っていそうな菓子ばかりが陣取っている。冷凍の帆立を見てみたら、300g1800円。雄武を離れた途端に高くなる。

 外階段から上がって建物の甲板からの写真。

 ここは旧カントリーサインマグネットも売っているそうだが、そこだけ商品棚からすっぽり抜けている。会計の時に聞いたら「昨日まではあったんですけどね」とのことだった。ショック。これを手に入れるためにここまで来たのに。再度ここへ来るには片道5時間もかけなければならない。今度、利尻と礼文へ行く際に立ち寄ることにした。他に何も買う物がないのに。



 浜頓別。平屋で広い建物。道の駅というより町の交流館。休憩スペースや子供達の遊具があり、ワーキャー騒いでいた。売店は取りあえず手作りパンが並んでいるが、バイクで買うものでもない。他に色々見て回ったが妙なキャラクターグッズばかり。他に何があったか思い出そうとしても何も出てこない。
 浜頓別も枝幸も、何も買う物が無い方が店をくまなく見て回る必要があり、時間を取られる。

 ここから猿払の道の駅に向かって、開店時間に間に合うのかとうとう怪しくなってきた。Googleマップ兼カーナビは10分前に到着すると出ている。これはスムーズに行けばの話で、信号だったりスピードが落ちたりすると簡単に到着予定時刻が1分ずつ遅くなる。それに、この予想時刻はちゃんと速度規制も考慮されているのだろうか。どこもかしこも時速60kmで計算しているのではないだろうか。そんなことを考えながら走っていたら、こういう時に限って片側一車線、追い越し禁止の道路で遅い軽自動車にぶち当たる。速度標識がないのに40~50kmくらいしか出ていない。焦る。ちゃんと10分ごとに1分ずつ遅くなっている。
 ようやく着いて時計をみたら5分前。この日は道の駅売店が臨時休業だが、マグネットは隣接するホテルでも取り扱いされている。急いで売店を探し当てるとギリギリ間に合ったようだ。マグネットくださいと伝えたらレジの奥から出してきた。猿払ならではの帆立加工品や昆布など売っていたが、そんなものはどうでもいい。間に合った。



 ここはホテルだけではなく日帰り入浴もやっている。旅館の小さな風呂よりも良いだろうと入浴券を買おうとしたら1万円札しかない。券売機は千円札と何故か二千円札だけ対応。受付に一万円の両替を頼むと「扱ってないです」とのこと。それにしても、先程の売店といい、浴場の受付といい、まるで昔の役場の職員のように無愛想だ。ここで夕飯も食べようとしていたが何もかも諦めてさっさと旅館に行こうとブーツを履こうとしたところ、受付の人がやってきて、「ポケットマネーで両替しますよ。本当は1階のホテルのロビーでしてきてほしいんですけど」と言い、千円札10枚と交換してくれた。その時も無愛想だったが。入浴券を買って、その受付の人に再び礼を述べて渡すも、そこでも何も言わず僅かにピクリと動いただけだった。よく分からない。
 入浴後はホテルのレストランへ。ざるそばと、最初は食べるつもりは無かった帆立の刺身と、アップルジュース。生帆立2枚か3枚分くらいの量で1000円。美味しいが近所のスーパーで買う生帆立とあまり違いが分からない。それよりも帆立より安いざるそばの美味さに少し驚いた。あっさりというより、ちょっと蕎麦粉のぬめりがあり、コシが強め。でも食べづらいわけじゃなくて喉ごしが良い。初めてこんな蕎麦を食べたような感覚。
 夜7時を回った直後に旅館へ到着。女将さんが出て来て「来ないかと思った」といの一番に。前日の予約の電話でも「バイク乗ってそうな声だもんね」と意味がよく分からないがちょっと癇に障る言い方をしていた。でも、ガレージに停めさせてくれたり、お風呂湧いてるから入りな、など、「口は悪いが面倒見の良い人」っぽさも醸し出していた。この旅館はこの女将さんと、夫なのか従業員なのかわからない初老の男性の二人で切り盛りしているようだった。男性の方が言葉遣いが丁寧で、色々と説明する人だ。
 部屋に入ったあと、ふと頭をよぎった。免許を取ってバイクを買おうと色んな店を回っていたとき、某全国チェーン店に入った時の店長のことだ。その人も「口は悪いが面倒見の良い人」っぽさを感じた。だが、全国チェーンでそんな人は務まらない。店長会議で全国の店を束ねる重役も同席している中で、こういう態度でいられるわけがないからだ。だとすると「口は悪いが面倒見の良い人」は、個人経営のバイク屋のオヤジを演じているだけなのが予想できる。もしかしたらこの女将さんもバイク乗り相手の客商売として、あえてそれを演じているのかもしれない。人口の少ない村で旅館を経営し続けるには、そういうことも考えないといけないのだろうか。
 だが、よく考えてみると、自分だっていつでもどこでもどんな場面でも本心で話をできるわけではない。敬語だって好きで使わなければ演技となる。普段はオタク野郎なのに、バイクに乗るときだけいきがって社外マフラーで空ぶかしする奴らも演技なのだ。人は仕方なく演じて嘘をついている。やるならなるべく悟られずにやりたい。

令和7(2025)/9/15(月・祝) 「道の駅ふるびらたらこミュージアム」→古平の道の駅の洋菓子店→小樽と札幌の境界の蕎麦屋

~道の駅カントリーサインマグネット収集ツーリング~

実際に走ったルートhttps://maps.app.goo.gl/XCavCeMV4gQVaHH47

 お盆の時に手に入らなかったマグネットを買いに再訪。9月も半ばだというのに、真夏のように暑かった。日差しがジリジリ痛い。


 とりあえず撮影。キユーピーのたらこを思い浮かべる。

 今回は無事にマグネットを手に入れられた。それ以外に何か買おうと店内を回るも、全く手が伸びない。パッケージだけ地物っぽく見せて製造元は内地の会社とか。高いたらことか。
 前回気になっていた道の駅から歩いて2~3分ほどの菓子店へ。130年以上続く老舗らしい。チロリアン、とうきび、黒ごまの最中を購入。

 チロリアンは形こそ違えどパイ生地の中にあんこが入っており、ノースマンと同じだった。美味しかった。


 とうきびは、白あんの中に本物のとうきびの粒が入っている。風味は余り感じられなかった。お菓子としては美味しかった。


 オーソドックスな胡麻の最中。これも美味い。



 札幌に戻る途中の余市で男性の陰部のような岩を発見。寄り道して撮影。ローソク岩という観光名所にもなっているらしいが、自分にはどうしてもそそり立つチンポと玉袋にしか見えない。自分は多分悪くない。

 昼食は子供の頃たまに家族で寄っていた蕎麦屋へ。自分はここより美味しい蕎麦を未だに見つけたことがない。とても久しぶりに暖簾をくぐった。
 当時は夫婦二人で店を切り盛りしていて、女将さんは赤子をおんぶしながら小走りに蕎麦を運んでいた記憶がある。あれから何年経ったか忘れたが、今は調理場に二人、店員が4人ほどいた。扉が自動ドアになっていた。建物の壁は緑のままだった
 蕎麦が売り切れていたようで、50分ほど待つと言われたが受け容れた。大盛り蕎麦を注文。普通盛りでも量が多い店だが、今までの空白の時間を埋めるべく敢えて。しばらく待った後に運ばれた蕎麦は大盛りというより山盛りだった。通常の店の普通盛りの量まで食べた時点で胃の中は8合目まで到達していた。全て食べ終えた時点では山頂から少し浮いているようなほどキツかった。でも悔い無し。更科だから喉ごしが良く、更科なのに蕎麦の風味がしっかり。悔い無し。定期的に食べたいのだが、札幌の端から市街地を通ってまた端まで走らなければならないのが難点。