~道の駅カントリーサインマグネット収集ツーリング~
朝は天塩の旅館でセイコーマートの納豆巻、胡瓜とわかめとカニカマなどの酢の物、玉子焼き、ヨーグルト、バナナ
旅館の女将はチェックインからチェックアウトまで気さくな人だった。旅館を出て辺りを見回したら、昨日の夜は暗くて気づかなかった同じ名前のアパートなどがある。資産家なのか実業家なのか。
紅葉が始まっている。
山林でもあってもなくても、少しでも木が生い茂るところは札幌市内の住宅街でも鹿の絵が描かれた"動物飛び出し注意"の標識を頻繁に目にするが、注意深く見ても今まで鹿を見たことがなかった。歩いたり寝転んだりしているキツネや、タヌキの死体は見たことはあった。
中川から次の音威子府に行く途中、対向車も後続車もなく独走だったので山の紅葉の景色を楽しみながらゆっくり走っていたら、わずか5mほど先に左側の草の陰から突然鹿が飛び出してきた。冬使用の灰褐色。ビックリして避けられたが、もう少しスピードを出していたら轢いていたかもしれない。そのくらい近かった。あと5秒待ってくれれば安全に渡れたのに、何なんだろう。せっかちなのか。カラスの横断ですら自転車が通り過ぎるのを待ってくれていたのに。ビックリしてから1kmくらい走った先に、カラスが集っているのが見えた。覗いてみたら鹿の死体をついばんでいた。
美深は店の大きさはそこそこだが、店内はかなり充実していて客も混んでいた。揚げたてコロッケが美味そうだが持病で食えない。
昼は道の駅から少し走って美深市街地の食堂へ。そば、どんぶり、ラーメン、カレーなど多種多様。なめこおろし蕎麦を注文。蕎麦はわりとコシがあった。大根おろしは辛め。美味い。ラーメンなんかも多分、最近の食材やら作り方やら色々凝りまくってオタク化したラーメン専門店よりも、こういう大衆食堂のラーメンの方が美味しいと思う。サインが何枚か飾られていた。分かったのは森崎博之とEXILEの誰か。テレビの仕事で美深に来ていたようだ。
心配していた雨は全くその気配を感じさせず、ずっと晴天だった。バイクも多く行き交い、もうすぐ長い冬に入る北海道を惜しんでいるかのようだった。
剣淵の道の駅を出ようとしたら、下痢便エンジンバイクのマスツーが先に出ようとしていた。ゲッベッペベッベベッベッベベリベッベリベリと鳴っていて非常にやかましい。道路に合流するのに待っている間、本人は大変格好良く思い込んでいるのか、わざわざ空ぶかしをしてまで下痢便をアピールしている。出て行くまでずっとうるさくてイライラした。そのせいでクラクションをウィンカーと間違えて鳴らしてしまい、先ほどの下痢便のような悪目立ちをしてしまう。
今回も帰りのバイクがつらかった。太陽が出ている間は暖かいが、暗くなると急に寒くなる。帰宅前にガソリンが切れそうだったので、当別のセルフで入れたらレバーが指を戻してもレバーが戻っておらず、それに気づかずノズルを上げたら当然ガソリンが勢いよく出てきてバイクとグローブにかかってしまった。寒いしつらいし臭いし最悪。帰りだったからまだマシだったが。