インドア派の道民ライダー 時々音楽

日々の内勤や絵描き作業で家に引きこもりがちな人間が気晴らしに行くバイクのソロツーリングの記録と家で聴く音楽。

令和5/10/8(日) 「道の駅しかおい」→鹿追のそば屋→「道の駅 うりまく」→「道の駅 ピア21しほろ」→「道の駅 かみしほろ」→「道の駅 しほろ温泉」→「道の駅 あしょろ銀河ホール21」→「道の駅 ステラ★ほんべつ」→「道の駅 ガーデンスパ十勝川温泉」→音更のホテル

~道の駅カントリーサインマグネット収集ツーリング~

 そろそろ日帰りでは行けない距離の道の駅ばかりになってきた。高速道路を使う方法もあるが、往復料金で安いホテル一泊と同じくらいの金額。それならいっそのことホテルで一泊して翌日に別の道を回った方が安く済むし、ガソリン代も減らせる。何より二日続けてバイクツーリングできるのが嬉しい。あとは体力との相談。とりあえずやってみれば分かる。3連休の中、出発の前日だったが予約できた。


 道東は生まれて初めて足を踏み入れる。日勝峠は山頂まで登って下るという、アトラクションのような道路。トンネルを抜けて山頂に着いて目の前に広がったのは十勝平野の清水町の田園風景。思わず声が出た。山頂付近ではこのように撮影場所も用意されていた。どうやれば実際の景色を写真で表現できるのだろうか。とにかく生で見てみないと。

 音が鳴るのか分からない。

 十勝平野は酪農が盛ん。至る所で牛が牧草を食べている。ただ、子供の頃は近所にも牧場があったし、サイロも現存している。大して目新しさは感じなかった。でも牧草をむしゃむしゃ食べる牛が可愛い。

 広い駐車場や施設で人が多かった。客はソフトクリームばかり食ってる。

 既に1時半だったので向かいのそば屋で昼食。そばの風味より出汁のかつおが強かった。

 鹿追のもう一つの道の駅。瓜幕は当然瓜幕地区にあるが、ここ周辺の住宅地のみ、瓜幕に囲まれた瓜幕西という。コンビニのような広さでひっそりとしていた。サクサクしているキャンディらしいが、シャリシャリの方が近い。新潟製。今まで買ったお菓子はどれも美味しく頂いたが、これだけはお世辞にも美味いと言えなかった。香料のせいだろうか、余計な臭いが鼻から抜ける。鹿追町だが鹿を見かけず、隣に乗馬体験場があった。

 士幌町の道の駅はとにかく混んでいた。みんな飲んだり食ったり買い求めて行列を作ったりしている。何より不思議だったのがみんなポテトチップスをカゴに詰めている。中には老夫婦が何箱も抱えてレジに並んでいた。生産者還元用だか何だか知らんが調べてみたら製造は埼玉県。スーパーで売っているカルビーや湖池屋と値段は変わらない。特別な美味しさがあるのだろうか不思議だ。揚げ物は病状に良くないので口にできない。あまりに人が多くてすぐに外に出たくなった。

 上士幌の道の駅はとにかくオシャレ。壁一面ガラス張り。商品をあまり多く置かず、ちょっと美術館っぽく色んな方向に顔を向けて陳列しているのも何かいけ好かなかった。無人レジなのも拍車をかけている。隣のレジの老婆は仕様が分からず会計に困っていた。

 上士幌を挟んで再度士幌のもう一軒の道の駅へ。googleの指示通りにしたら何故か回り道になってしまった。ちゃんとチェックしておけば良かった。ここは普通の温泉が道の駅として登録されただけ。売店は特別になにも無し。

 足寄の道の駅。どうせ松山千春だろうと思って中に入ったらすぐに彼の展示コーナーがあった。既に夕暮れも過ぎ、他の道の駅の閉店時間との兼ね合いもあり、30秒くらいだけ見た。ヒット曲のレコードやステージ衣装が少し飾ってあった。金色の模様がヤクザのようだった。グッズも割と多く売っていた。また、店内ではふるさと銀河線を再現した実物大の鉄道と列車があった。ちょうど5時に外に出たら彼の歌のメロディが時報として流れていた。

 本別の道の駅は夏季のみ6時までの営業で何とか滑り込みできた。豆栽培が盛んで、豆そのものや豆を使った加工品が販売されていた。最中はどうしても崩れる。最中用の箱でも携帯した方がいいのだろうか。せっかく可愛いキャラクターをあしらった形だったのに。崩れても味は美味しかった。


 温泉施設が道の駅を兼ねているところは割と多く、音更の十勝川温泉の中に道の駅があった。時間上ほとんどの店が閉まっている中で、売店がやっていて助かった。しかし、レジは隣のカフェで、とのことだがよく分からずウロウロして、やっと会計する所を見つけたら、近くの通路のテーブル席に座っている若い男女3人の内の、麻原のような目をした、レイプやってそうな男がスマホをこちらに向けていた。かなり不気味だった。ああいうのにスマホを持たせるとろくな事がない。
 予定としては同じ音更のもう一軒の道の駅に行く予定だったが閉店時間を過ぎて断念。翌日に持ち越すことにした。

 ホテルは運動選手の合宿や遠征に特化した設備がある。もちろん観光でもビジネスでも利用できる。ピッチピチの若いスポーツマンのオフ姿を拝めると期待したが全くいなかった。残念。  施設自体は非常にきれいだった。浴場も広く気持ち良かった。駐車場は広め。ガレージ無し。

 夕食は音更の街並探索を兼ねて近くのまつりやという回転寿司店へ。道内チェーンで札幌にも支店があるらしいが全く知らなかった。ネタは内地のチェーン店よりは美味いがとびきりというわけでもない。種類が多すぎてタッチパネルの操作が面倒だった。腹が膨れた後に花咲ガニの軍艦を見つけ仕方なく諦める。あと初めて配膳ロボットを見た。ちゃんと人間を避けていた。

 音更は帯広の隣で、農業の地域と市街地とで明確に区分けされている。市街地は帯広に面して歩いて行ける距離。効率よく区画化されている。だからか、人口も町にしては45,000人と多い。近辺を歩いて驚いたのが、スーパーの隣に別のスーパーがあったり、サツドラの向かいに別のサツドラが構えていたり、ダイイチのスーパーから2km弱に別のダイイチがあったり、同じような距離でDCMとコメリがあったり、プロノとワークマンがあったり、よっぽど儲かっているのだろう。他にも飲食店や電器屋など乗用車が不要なほど徒歩圏内になんでもある。現在住んでいる札幌の地域より便利。ここに住みたい。
 現道知事が夕張市長だった頃、こういう街を目指していたんだろう。