インドア派ライダーのソロツーリング

日々の内勤や絵描き作業で家に引きこもりがちな人間が気晴らしに行くバイクソロツーの記録

令和6(2024)/10/25(金) 「道の駅 YOU・遊・もり」→森町の蕎麦屋「太田屋」→「道の駅 つど〜る・プラザ・さわら」→「道の駅 しかべ間歇泉公園」→「道の駅 縄文ロマン 南かやべ」→「道の駅 なとわ・えさん」→「道の駅 なないろ·ななえ」→新函館北斗駅「ほっとマルシェおがーる」→「道の駅 みそぎの郷 きこない」→木古内の寿司屋「鮨の美乃久」→木古内のビジネスホテル

~道の駅カントリーサインマグネット収集ツーリング~

 このルートは9月に行こうと計画を立てていたが、木古内の安いホテルが満室で断念。今回も前日に同じホテルの予約状況を確認したら数週間先まで満室。別のホテルを見つけて確認したら空いてるとのこと。値段は数百円程度しか差が無い。施設の設備も大差無し。インターネットで予約できるか電話でしかできないかの違いだろうか。
 これまでずっと山道のルートばかりだったので海岸ルートを走りたくて仕方なかった。山道は木が生い茂っていて不気味で鹿や熊が飛び出してきそうであまり好きではない。山頂から眺める紅葉は好きだけど。
 この日も午前7時に出発する予定だったが色々準備が重なりまた50分ほど出遅れる。明け方に気温が低くなったせいか、エンジンの音がいつもより頼りなく、なかなかかからなかった。
 定山渓の紅葉がちょうど見頃。最初の中山峠の寒さを我慢して豊浦に出たら海岸が広がる。海が見えると暖かくなり心地よい磯の香りがしてきた。
 長万部に入るとあちらこちらで「かにめし」の看板。特急北斗では車内販売が終了しかにめしを食べられなくなったこともあり、機会を伺っていたがこの時点でまだ10時半。かにめしと同じく気になったのがガソリン代の安さ。この日の札幌のガソリンはレギュラー173円に対し、長万部は160円。えらい違う。

 森町に着く前に立派な山を海岸線から望む。活火山で名前を知っている筈だが出てこない。事故多発の看板を多数見かけたが多分みんなこの山に見とれていたせいだろう。そのくらい海岸線からの山の景色が良かった。


 道の駅に着いて土産物品を見てやっと駒ヶ岳の名前を思い出す。竹炭の饅頭とブルーベリーの饅頭を購入。

 左竹炭、右ブルーベリー。ブルーベリーはあんこに合うかどうかは微妙だった。美味しいけど。

 森町の蕎麦屋ではとろろ蕎麦のかけを注文。生卵が落としてあった。この店はあんかけ風の焼きそばが有名らしい。


 道の駅に着く前にちょうど良い撮影スポットがあったが道を曲がるタイミングを失い、次のスポットを探すうちに麓まで迫ってしまった。次の道の駅への途中で適当に撮影する。民家の間の空き地から撮ったのにこの迫力。

 森町の旧砂原町地区からも駒ヶ岳が見え、道の駅の最上階は展望台になっている。一応撮影したが、全面ガラス張りで反射してしまう。背を向ければ太平洋。内浦湾の対岸に室蘭の白鳥大橋が見えるらしいが判明せず。4階まで階段を上がったのと冬用ジャケットが暑いのと太陽光が熱くてのぼせそうになる。

 港町なのでほとんど海産物か函館のお菓子。

 鹿部は間歇泉公園という名前だけあり蒸気が噴き出している。道の駅で買った食べ物を蒸気で蒸かせるらしい。





 道路を渡って向かい側は内浦湾のパノラマ。足湯よりこっちの方が気になった。

 道の駅で土産物を見たらモンドセレクションとフードプロフェッショナルアワ~~~~ドの文字がでかでかと掲げられてあり全く買う気がわかない。噴火湾帆立やたらこは美味しそうだったがバイクに冷蔵設備はない。

 縄文遺跡群が発掘され、世界遺産登録に湧く南茅部。それもあってか施設がかなり立派。しかし店内は小さめ。恐らく施設の大半が遺跡の展示場と思われるが本日休館日。うんこ。

 潔さすら感じる縄文全頼りのお菓子。最中のラスク。
 抹茶と昆布とクッキー生地が入っていて美味しい。

 南茅部を過ぎて次の恵山に行く途中、たしか椴法華の市街地でエゾシカのつがいが自分の目の前を横切っていった。見通しが良かったから事前に減速して譲れたものの、やはり鹿はせっかちだ。こっちだってすぐに止まれないのだから少しくらい待って欲しい。

 恵山は土産物屋にカントリーサインが売っておらず、隣の観光案内所で売られていた。店では特に買いたい物が見つからず、しばらくマグネットを挙動不審で探し回っていた。
 観光案内所でマグネットを買って所員と少し話をして施設を出たあと、急にクソ雪虫がホコリのように駐車場を飛びかっていた。恵山に着いた頃は何もいなかったのに、ほんの10分くらいで異常発生。何故なのか。気持ち悪い。払っても払ってもクソバカ雪虫はホコリのように漂っている。クソバカマヌケアホ雪虫のまとわりを多少妥協しつつさっさと後にした。
 この時点で最終目的地の木古内の道の駅に間に合うかどうか怪しくなってくる。ちゃんと午前7時に出発していればクソバカマヌケアホハゲチンカス雪虫の嫌な目にも遭わずに済んだかもしれない。本当はずっと275号線の海岸線をぐるっと回りたかったが、多少短縮できる山道の道道41号線を走る。山道のせいだろうか、ここでもまたクソバカマヌケアホハゲチンカスブタ雪虫野郎の集団に見舞われる。この時に何となく奴らの動向が判明する。日陰よりも日なたを好むようだ。日が差している所で特にバチバチ当たってうざかった。


 函館から七飯まで一部の高速道路を無料で使えた。函館市街地を通ると信号だらけなので助かった。七飯の道の駅は函館から近く高速出口からも近いせいかすごく繁盛している。施設内も土産物屋やレストランなど広くて充実。ただ、店内の有線放送がずっと小洒落たジャズをずっと流していて気に食わない。
 先日墓参りをした時に買った七飯の林檎を使ったドライフルーツが美味しかったのでまた買おうとしたが売っていなかった。函館駅では売っていたのに。

 これも函館駅で買って美味しかったミルク餅の姉妹品を購入。七飯と言えば林檎だが、林檎のお菓子は少なかった。函館など道南の名産品を寄せ集めた感じ。

 胡麻風味とリンゴ風味のきびだんご。


 道の駅ではないが、新函館北斗駅の土産物屋に北斗市のカントリーサインマグネットが売っているそうで立ち寄ってみる。かつては特急すら停まらない、ちっぽけだった旧渡島大野駅が新幹線も停まるようになりガラッと様変わり。函館という名前だが北斗市にあり、七飯からも函館からも近い。ややこしい。

 上磯町と大野町が合併して北斗市。旧2町のなにか名物を探したが何も見つからず。函館の千秋庵総本家の山親爺を購入。函館から暖簾分けした札幌のと違いが気になる。千秋庵は函館から旭川、釧路、小樽、札幌、帯広(現六花亭)へと暖簾分けしたが、去年立ち寄った寿都の千秋庵菓子舗は無関係らしい。

 北斗市のマグネットは道の駅と規格が違って大きい。道の駅はトレーディングカードのファイルにちょうど良く収まるがこれは入らない。倶知安のも同じく。どうせならせめて大きさだけでも揃えて欲しかった。それに高い。480円。その分厚みがありしっかりした作り。道の駅のマグネットはかなりペラペラ。

 札幌のと比べて厚めでしっとり。

 上磯から海岸線を通りたかったが、これだと木古内の道の駅の営業時間に間に合わない。ここも無料で高速を使えるので山側の高速を突っ走る。ただ、高速は安全だがつまらない。7時ちょうどに出発しておけば・・・。



 木古内は身内がいるので特産品は大体知っているし、この間の墓参りでも末廣庵でお菓子を買いまくったから特に何もない。末廣庵の栗饅頭が大変美味しかったが道の駅では売っていなかった。入店して数分後、蛍の光が流れ始める。道の駅ランキング2022総合1位とか道の駅満足度ランキング1位!という文字が大きく掲げられていたが、どこら辺が1位!なのか分からなかったし、どこの誰がどう選んで1位!なのかも分からない。さっさと帰れの雰囲気を察したので店内を見回さずにこの間買いそびれた地酒を身内のために買う。見られなかった分は来年の墓参りのついでに立ち寄ってみようと思う。

 新幹線が停まり立派になった木古内駅。実際に立派なのは新幹線用の奥のホームで、手前に昔と同じ鈍行のいさりび鉄道のホームがある。昔の駅舎にあった売店はなくなって自動販売機と自動券売機のみになっていた。新幹線の方に移設したか目の前の道の駅で買えということか。まだ新幹線に乗ったことがないので分からない。

 夕飯はホテルや駅から近くの寿司屋へ。地元の人たちで賑わっているようで、一人で食うにはちょっと場違いな感じがした。同郷の身内の話をしたら多少は馴染めたのかもしれないが、400kmもバイクで走った頭では無理。黙々と食ってさっさと店を出た。寿司は下駄で出さず、カウンターに寿司を載せるための少し高くした台があり、そこに全て置かれた。ネタは全て新鮮で美味かった。
 ビジネスホテルは空き室が多いようで静か。部屋にはベッドとテーブルと冷蔵庫とテレビとお茶などが用意され、浴衣、帯、歯ブラシ、カミソリもあった。洗面所、トイレ、風呂は共同。5500円。1階が評判の良い食堂なので、ホテルがあるのを知られていないのではないだろうか。満室の別のホテルよりも駅から近いし便利なのに。
 夜中3時頃、夕飯の量が少なかったのか腹が減って目が覚めてしまう。近くのコンビニやスーパーはもちろん閉店。せめてジュースでもあればとホテルの自動販売機を見たら、ビールとお茶とオロナミンCしかない。仕方なくオロナミンCを買ったらカフェインの文字。余計眠れなくなる。外に出て自販機を探したがスーパーやコンビニにはない。何でも無い民家の前にひっそりと1台だけあるが、普通のジュースがなく、何とかオレとかコーヒーしかない。仕方ないの連続でオレを買って飲んで寝る。浴衣のまま外に出てしまったため体が冷えた。